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よりハードルが高くなった“電話連絡”電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記

テレワーク主体となり、新入社員とのコミュニケーションも「Slack」で社内共有。

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 この記事は、2021年4月12日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。

※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。


よりハードルが高くなった“電話連絡”

 新生活が始まる4月。先週は、新入学、新社会人の姿があちらこちらで見られ、華やかな雰囲気が漂っていました。わが社でも、新卒社員が入社し、入社後の研修の様子を日報として、新入社員それぞれがコミュニケーションツール「Slack」で社内共有してくれています。

 毎年、共有されるこの新入社員の日報は、とても初々しさにあふれ、今思えば、ちょっと恥ずかしい自分自身の新卒当時とも重なる部分が多く、“新生活気分”を味わえるものとして、楽しみにしています。

 ビジネスマナー研修の感想が書かれた日報をみると、20年以上も前のことですが、名刺交換や電話応対などにひどく緊張した当時の思いがよみがえってきて、何となく胸が締め付けられるような感じになります。と同時に、「あんなに緊張していた名刺交換や電話応対も、いつの間にか慣れて緊張しなくなったなあ」とも毎年のように思うのですが、今年に限っては「名刺交換や電話応対って緊張するよね」と、新入社員と同調する自分自身がいます。

 というのも、コロナ禍に見舞われたこの1年、テレワーク主体での業務になり、名刺交換や電話応対の機会がぐんと減り、数カ月ぶりの名刺交換というような場面では、新卒当時に比べればほんのわずかですが、緊張感を覚えたりしているからでしょう。特に電話応対は、最近、緊張というか、ストレス度が増しています。オンラインミーティングは当初こそ、緊張したものの、すぐに慣れ、当たり前になった一方で、その分、電話応対が緊張するようになってきたようにも思えます。

 コロナ禍以前から、メールなど連絡手段の多様化で、20年も前の私の新卒当時と比べれば電話応対の機会はめっきり減ってきていました。電話応対は、何か緊急性があるときなど、特別な連絡手段になりつつあり、自宅勤務続きの私は、コロナ禍で一層、特別さが増しています。

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