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ミネベアミツミ、デジタル温湿度センサーを発売高温高湿下でも小さい特性変動

ミネベアミツミは、高温高湿下でも特性変動が極めて小さい半導体デジタル温湿度センサー「MW3827」を発売した。独自の半導体デバイス構造により、経年劣化を抑え高い信頼性を実現している。

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耐久性ある感湿膜で、上部電極を保護

 ミネベアミツミは2021年7月、高温高湿下でも特性変動が極めて小さい半導体デジタル温湿度センサー「MW3827」を発売した。独自の半導体デバイス構造により、経年劣化を抑え、高い信頼性を実現している。


MW3827の外観

 MW3827は、独自開発の感湿膜(センシングポリマー)を採用した静電容量式のデジタル温湿度センサー。上部電極を感湿膜で保護することにより腐食を防ぐとともに、センサー表面に付着する異物の影響を軽減できる構造とした。これにより、ほこりや腐食性ガスによる特性劣化はほとんどないという。

 乾燥時の低湿度環境から、結露状態を含む高湿度まで、安定した測定が可能である。また、湿度変化に対する応答性能は6秒と速い。

 MW3827は、電源電圧範囲が2.2〜5.5V、動作湿度範囲は0〜100%RH、湿度精度(代表値)は±2%RH、動作温度範囲は−40〜105℃、温度精度(代表値)は±0.5℃である。インタフェースはI2Cを備えている。パッケージは外形寸法が2.0×2.0×0.8mmのPLP-6Lで供給。サンプル価格は300円になっている。


MW3827の素子断面図 (クリックで拡大) 出典:ミネベアミツミ

 MW3827は、エアコンや空気清浄機、冷蔵庫などの家電機器や、スマートシティーなどにおける環境モニタリングおよび、農業施設や医療機器といった用途に向ける。

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