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JEDECが推進する新コンパクトストレージ規格「XFMD」UFS並みに小型で容易に交換可能

サーバや家電製品では、ストレージメディアをホットスワップできることが当たり前になっている。今回、新しい標準規格が発表されたことにより、従来、コネクテッドデバイスや組み込みアプリケーションなどにはんだ付けされているフラッシュメモリも、簡単に交換できるようになるという。

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 サーバや家電製品では、ストレージメディアをホットスワップできることが当たり前になっている。今回、新しい標準規格が発表されたことにより、従来、コネクテッドデバイスや組み込みアプリケーションなどにはんだ付けされているフラッシュメモリも、簡単に交換できるようになるという。

組み込みメモリとリムーバブルなメモリ間の“クロスオーバー”

 それは、米国の電子部品関連標準化団体「JEDEC Solid State Technology Association」が発表した、「Crossover Flash Memory(XFM)Embedded and Removable Memory Device(XFMD)」規格の初版だ。この仕様は、NVMe(Non-Volatile Memory Express)とPCIe(PCI Express)のインタフェースを小型/薄型フォームファクターで提供する、新しいユニバーサルデータストレージメディアに関する概要を示すという。

 現在、ラック全体を交換するのではなく、サーバのSSDを交換することが一般的になってきている。XFMDは、通常はんだ付けされていて製品寿命全体にわたり固定されたものと見なされるデバイスに向けた、置き換え可能なストレージメディアとして設計されている。

 JEDECで、組み込みメモリストレージとリムーバブルなメモリカードを取り扱う「JC-64」委員会の責任者を務めるBruno Trematore氏は、「XFMDは、組み込みメモリと、SDカードやコンパクトフラッシュなどのリムーバブルなメモリカードとの間の“クロスオーバー”として機能する。例えば、ゲーム機器や、VR(仮想現実)/AR(拡張現実)機器の他、ドローンや監視システムなどのビデオ撮影機器、車載アプリケーションなど、一般的にコンポーネントが10年間持続するとされる製品が挙げられる」と述べる。

 また同氏は、「XFMDのサイズは幅13mm×長さ18mm×高さ1.4mmで、一般的なSDカードよりは小さいが、microSDよりは大きい。UFS(Universal Flash Storage)のようなはんだ付けメモリに匹敵する小型サイズでありながら、メモリを内蔵できるだけの厚みは十分にある。XFMDはホットスワップ可能ではないが、UFSやeMMCなどのように通常車載アプリケーションに搭載される大半の組み込みフラッシュメモリと比べると、はるかに簡単に交換することができる」と述べている。

IoTデバイスをターゲットに

 XFMDは、コネクティビティ向けにPCIeとNVMeを使用する。PCIeインタフェースは、基本的なバス接続を提供するが、一方でNVMeは、より高いレベルのプロトコルとして機能することにより、低レイテンシの論理ストレージデバイスとして不揮発性メディアにアクセスする。Trematore氏は、「NVMeは、最も広く普及しているプロトコルの1つであるため、市場に出回っている大半のシステムとのコネクティビティを実現することができる」と説明する。

 PCIeとNVMeはデータセンターで広く普及しているが、XFMDがエンタープライズサーバで採用される可能性は低いようだ。

 XFMDはむしろ、IoT(モノのインターネット)デバイスをターゲットとしている。IoTデバイス市場は、少なくともこの先10年間存続するとみられるが、データが指数関数的に増加し、容量要件が本来の設計仕様を超えていることから、ストレージを拡大する必要に迫られている。

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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