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ルネサス、3相スマートゲートドライバーICを発売ブラシレスDCモーター駆動用

ルネサス エレクトロニクスは、ブラシレスDC(BLDC)モーターを駆動するための3相スマートゲートドライバーIC「RAA227063」を発売した。

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BLDCモーターの設計簡素化と、部品コストおよび基板面積を節減

 ルネサス エレクトロニクスは2021年12月、ブラシレスDC(BLDC)モーターを駆動するための3相スマートゲートドライバーIC「RAA227063」を発売した。

 RAA227063は、500mA対応の昇降圧スイッチングレギュレーターや200mAのLDOレギュレーター、3チャネル分の可変ゲイン差動アンプなど、主な機能を集積した。NチャネルMOSFETとGaN(窒化ガリウム)FETに対応する。RAA227063を採用することで、BLDCモーターの設計を簡素化でき、部品コストと基板面積を節減できるという。

 また、SPIを介してゲート駆動電流などの調整やセンス機能の構成をプログラマブルに設定することができる。これにより、ハードウェアを変更することなく、ポジションセンサーを備えたBLDCモーターやセンサーレスBLDCモーターおよび、6ステップ台形や150度駆動、ベクトル制御といった制御アルゴリズムを駆動することが可能となった。

 この他、トラブルシューティングを容易にする安全保護機能や、スイッチングによる電力損失を最小化するデッドタイム調整機能、電流検出/位置検出の柔軟性を高めるサンプル/ホールド機能などを備えている。RAA227063は、外形寸法が7×7mmの48端子QFNパッケージで供給する。


RAA227063の外観 出所:ルネサス

 500Wのインバーターを搭載した評価キット「RTKA227063」も用意している。さらに、自社製品を組み合わせた「ウィニング・コンビネーション」として、RAA227063とモーター制御用マイコン「RA6T2」を組み合わせたソリューション「BLDCトラクションモーター制御」の情報も公開した。

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