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ルネサス、Bluetooth 5.3 LE対応マイコンを発表Cortex-Mコア搭載のRAファミリ

ルネサス エレクトロニクスは、Arm Cortex-Mコア搭載の32ビットマイコン「RAファミリ」として、「Bluetooth 5.3 Low Energy(LE)」規格に対応したマイコンを新たに開発中と発表した。2022年第1四半期(1〜3月)からサンプル出荷を始める予定。

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次世代の無線マイコンをいち早く提供

 ルネサス エレクトロニクスは2021年10月、Arm Cortex-Mコア搭載の32ビットマイコン「RAファミリ」として、「Bluetooth 5.3 Low Energy(LE)」規格に対応したマイコンを新たに開発中だと発表した。2022年第1四半期(1〜3月)からサンプル出荷を始める予定。

 Bluetooth SIGの新規格Bluetooth 5.3では、新たな機能が追加されている。例えば、レシーバーでホスト層を動作させることなく、メッセージのフィルタリングが行える機能や、ペリフェラル機器からセントラル機器に優先チャネル情報を提供できる機能、低デューティサイクルと高デューティサイクル間の切り替え時間を短縮するサブレート接続機能などである。

 開発中のマイコンは、これらの機能をサポートするほか、これまで追加された方向検知やステレオオーディオ伝送用アイソクロナスチャンネルといった機能にも対応していく予定だという。また、ソフトウェア無線(SDR)機能を搭載しており、出荷後にリリースされる新たな規格への移行も容易に行える。

もちろん、従来のRAファミリと同様に、高性能で消費電力も小さく、高いセキュリティ機能やセーフティメカニズムを搭載している。小型パッケージ品なども用意していく予定だという。

 さらに、アプリケーション開発を容易にする、RAファミリの「Flexible Software Package(FSP)」や、アプリケーション開発支援ツール「QE for BLE」などが利用できる。ルネサスは、Bluetooth 5.3 LE対応の新型マイコンと、自社のアナログICやパワーICおよび、タイミングデバイスなどを組み合わせた「ウィニング・コンビネーション」も用意し、提供していく。

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