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堅調なメモリ需要を受け、世界半導体売上高が増加Omdia

2021年第3四半期(7〜9月期)の世界半導体売上高は、メモリの売上高が前四半期比13.8%増と堅調だったことに支えられて、1500億米ドルを上回った。前四半期(2021年第2四半期)から7.6%の増加となった。

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 2021年第3四半期(7〜9月期)の世界半導体売上高は、メモリの売上高が前四半期比13.8%増と堅調だったことに支えられて、1500億米ドルを上回った。前四半期(2021年第2四半期)から7.6%の増加となった。

 英国の市場調査会社であるOmdiaで半導体の主席アナリストを務めるCraig Stice氏は、「予備データによると、2021年第3四半期のNAND型フラッシュメモリ市場は187億米ドル近くに達している。NANDフラッシュ市場は、企業やデータセンター市場からの需要に対応する形で出荷数が大きく増加したことと、スマートフォン市場からの安定した需要に支えられている」と述べている。

 Stice氏は、「2021年第3四半期の平均販売価格(ASP:Average Selling Price)は、需要と供給のバランスがわずかに崩れた状態だったため、四半期ベースで5%近く上昇した。パンデミックなどによる半導体不足が長引く中、需給バランスの崩れが価格上昇につながった。これに季節要因とメモリの堅調な売り上げが重なって、同四半期の半導体売上高は1532億米ドルに増加した。


第2四半期(4〜6月期)と「1」とした時の、第3四半期(7〜9月期)の半導体売上高の増加率。2002〜2020年の長期にわたる平均は7.9%であり、今回の7.6%よりも高い 出所:Omdia

 Omdiaによると、DRAMやNANDフラッシュ、NOR型フラッシュメモリなどのメモリデバイスは、2021年第3四半期の世界半導体売上高の29%を占めているという。

 ディスプレイドライバーとイメージセンサー分野も売上高を伸ばした。前四半期に比べ、ディスプレイの売上高は13%増加し、イメージセンサーは17%増加した。

 メモリ需要の急増によって最も恩恵を受けたのはSamsung Electronicsだ。Samsungは、Intelを追い抜き、再び世界首位の半導体メーカーとなった。Samsungは、DRAMとNANDフラッシュの世界最大のサプライヤーである。Omdiaによると、2021年第3四半期のIntelのマイクロプロセッサの売上高はほぼ横ばいで、わずか0.5%の増加にとどまったという。

 メモリメーカーのSK hynixとMicron Technologyも、QualcommやNVIDIAと同様に、2021年第3四半期の堅調な需要の恩恵を受けた。

 2021年第3四半期の半導体製造装置部門も、5四半期連続で過去最高の売上高を達成した。半導体関連の業界団体であるSEMIによると、年間ベースで38%増となる268億米ドルを記録し、前四半期からは8%増加したという。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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