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「MUSES」シリーズとして初の高音質電源IC:日清紡マイクロデバイスが開発
日清紡マイクロデバイスは、高音質のオーディオ専用デバイス「MUSES」シリーズとして初となる「高音質電源IC」を開発、2022年春よりサンプル出荷を始める。高音質化が進むD-Aコンバーターなどの用途に向ける。
高品位で原音に忠実な音を再現、感性に響く音を追求
日清紡マイクロデバイスは2022年1月、高音質のオーディオ専用デバイス「MUSES」シリーズとして初となる「高音質電源IC」を開発、2022年春よりサンプル出荷を始めると発表した。高音質化が進むD-Aコンバーターなどの用途に向ける。
日清紡マイクロデバイスは、新日本無線とリコー電子デバイスが2022年1月1日付けで統合し、誕生した会社。新製品は、新日本無線が高音質オーディオ向けに開発、提供しているオペアンプや電子ボリュームといった専用デバイス「MUSES」シリーズの技術と、リコー電子デバイスが強みとしてきた電源ICの技術を融合させた。
新製品は、極めて低いノイズレベルや高いリップル除去率など、優れた電気的特性を実現した。さらに、高い音質を可能にする回路構成やチップレイアウトにすることで、D-Aコンバーターの性能を最大限に引き出せるよう工夫した。また、専用の製造プロセスやパッケージ技術を用いて生産する。感性に響く音を追求し、高品位で原音に忠実な音の再現を目指すため、徹底的な視聴も繰り返し行っているという。
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