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車載半導体のニッチ分野をリードする、ドイツElmoselectronica 2022(2/2 ページ)

ドイツの半導体メーカーElmos Semiconductorは、ドイツ・ミュンヘンで開催された欧州最大規模のエレクトロニクス展示会「electronica 2022」(2022年11月15〜18日)に出展し、最新の12チャンネルRGB LEDドライバー「E521.38」など、同社が市場で高いシェアを有する各分野の製品を展示していた。

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マイコン不要となるリアライト向け16チャンネルのLEDドライバー

 また、リアライト向けとしては16チャンネルのLEDドライバー「E552.94」および「E552.95」を展示した。両製品はそれぞれとUARTおよびCAN-FDプロトコル搭載(最大2Mビット/秒のデータレート)で、各チャンネルに独立した10ビットPWMジェネレーターを搭載し、チャンネルあたり100mAの最大出力電流を備える。車内ネットワークを介してボディーコントロールモジュール(BCM)に直接接続できることから、ローカルのマイコンも不要となり、部品数およびコストの削減を実現するという。なお、両製品はASIL BおよびAEC-Q100に適合している。

16チャンネルのLEDドライバー「E552.94」および「E552.95」デモと特長について
16チャンネルのLEDドライバー「E552.94」および「E552.95」デモと特長について[クリックで拡大]

 説明担当者は、「車の外装は将来的には、リアライトだけでなくリアエリア全体にデザインライトが搭載されるようになると見込まれており、われわれにとって大きなチャンスになると考えている」と述べていた。

モータ制御、超音波センサーなどの強みも強調

 このほかモーター制御の分野では、同社が「業界シェアトップ」とする車載エアコンのフラップ向けとして、32ビットArm Cortex-M4ベースのマイコン、大容量プログラムメモリ、コプロセッサおよびゲートドライバー回路などを高度に集積した12V車載アプリケーション向け3相BLDCモーターコントローラー「E533.06」のデモを紹介。また、同じく同社がシェアトップとする超音波センサーのデモなど、各分野での強みをアピールしていた。

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