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マイコン不要でイーサネット化、車載用の接続技術ゾーン型への移行を容易に(2/2 ページ)

アナログ・デバイセズ(ADI)は「第15回 オートモーティブワールド」(2023年1月25〜27日、東京ビッグサイト)で、自動車向けの最新技術などを展示した。

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デジタルオーディオ信号を双方向に伝送

 アナログ・デバイセズが独自に開発した車載オーディオバス「A2B(Automotive Audio Bus)」のデモも披露した。A2Bは、デジタルオーディオ信号を双方向かつ低遅延で伝送する技術。デモでは、自動車の前座席と後部座席の会話をしやすくするインカーコミュニケーション(In Car Communication)でA2Bを活用する様子を紹介した。車内に設置した4つのマイクを1本のケーブルで接続し、A2Bで音声信号を伝送する。デモ用にわざとロードノイズ(高速道路の走行音)を発生させ、その時にだけ、自動的に話者の音量が増幅し、聞き取りやすくなることを示していた。なお、これらを実現するためのプログラム(ソフトウェア)を開発したのは、アナログ・デバイスの製品を取り扱う商社のネクスティ エレクトロニクスのグループ企業で、開発したソフトはアナログ・デバイセズのDSP「SHARC」に実装されている。

「A2B」を活用したIn Car Communicationのデモ(※途中から音量が大きくなりますので視聴の際はお気をつけください)
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