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ダイソン初のヘッドフォンは「空気清浄機つき」?まさかの組み合わせの理由とは(2/2 ページ)

ダイソンが初のオーディオ端末として空気清浄ヘッドフォン「Dyson ZONE」を発売した。得意分野の空気清浄機と新たな領域であるヘッドフォンを1つの商品にした理由や気になる使用感を探るべく、メディア体験会に参加した。

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部屋を学習するロボット掃除機

 同じく2023年5月23日に販売を開始したロボット掃除機「Dyson 360 Vis Nave」も展示された。共働き世帯が増加し、掃除に時間を費やせない人が増える一方、ゴミの取り残しや立ち往生などで従来ロボット掃除機に不満を持つユーザーがいることから、パワフルな吸引力と効率的な動き方を追求したという。毎分最大11万回転するモーターと10個のサイクロンを搭載し、「最もパワフル」とうたう。魚眼レンズを用いて部屋の状態を360度視認し、最適な経路を自動的に設定するほか、ピエゾセンサーが目に見えない微細な粒子の量やサイズを1秒間に最大1万5000回計測し、ゴミの量に合わせて吸引力を調整する。壁際のゴミの取り残しを防ぐため、機体は円形ではなく角のあるD型形状だ。壁を検知するとエッジノズルが作動してゴミを吸い取る。機体前面にはダイソンでは初めて3種類の異なるブラシを搭載した。柔らかいナイロンブラシは大きなゴミを取り除き、カーボンファイバーブラシは静電気の発生を抑えてほこりをかき集め、硬いナイロンブラシはカーペットの奥からゴミをかき取るという。

壁際のゴミを吸い込む「Dyson 360 Vis Nav」

 運転モードはゴミの量に合わせて吸引力を調節するオートモード、髪の毛やカーペットの奥のゴミも吸い込む強モード、素早く掃除が済むクイックモード、運転音を抑えた静音モードの4種類。運転モードの切り替えは専用アプリで行える。専用アプリでは他に、部屋をいくつかのエリアに区切って重点的に掃除するエリアや入ってほしくないエリアを指定したり、ホコリの多かったエリアをヒートマップのように表示したりすることが可能だ。

 ダイソンは大気汚染や騒音問題、共働き世帯の増加など、社会の変化に合わせたユニークな製品を開発している。「Dyson ZONE」の直販価格は通常モデルが12万1000円(税込)、付属品が充実した直販限定モデルが13万7500円(税込)。「Dyson 360 Vis Nav」の直販価格は18万9200円(税込)で、いずれも2023年5月23日から発売中だ。

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