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ラティス、ミッドレンジFPGA製品に2種類を追加:「Avant-G」と「Avant-X」(2/2 ページ)
ラティスセミコンダクターは、ミッドレンジのFPGA製品ファミリーとして、「Lattice Avant-G」と「Lattice Avant-X」の2種類を発表した。通信機器やコンピューティング、産業機器、車載機器などの用途に向けた製品である。
ソフトウェアスタックも最新版を用意
Avant-GとAvant-Xの発表に合わせ、4種類のソリューションスタックも最新バージョンを用意した。用途に合わせて最適なハードウェア、ソフトウェア、IPのツールキットで構成されている。具体的な用途は、エッジAI向けの「Lattice sensAI」、組み込みビジョン向けの「Lattice mVision」、セキュリティ向けの「Lattice Sentry」そして、FA向けの「Lattice Automate」である。
最新バージョンは、アクセラレータエンジンのアップグレードによる性能向上、IPとレファレンスデザインの拡充、セキュリティ機能の追加などを行った。これを活用すれば、応用システムの開発期間を短縮できるという。
さらに、設計ソフトウェア「Lattice Radiant」や組み込みシステム設計向け統合ツールセット「Lattice Propel」、エッジ向けコンピュータビジョンソフトウェア「Glance」なども新たな機能を追加した。
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