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就業人員の4割が帰還組、ルネサス甲府工場が10年の時を経て再稼働電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記

ルネサス エレクトロニクスの甲府工場は2024年4月11日、2014年10月の閉鎖から10年の時を経て再稼働しました。注目したのは就業人数の内訳で、約4割が2014年の工場閉鎖以前に働いていた社員(帰還組)だそうです。

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 この記事は、2024年4月15日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。

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就業人員の4割が帰還組、ルネサス甲府工場が10年の時を経て再稼働

 ルネサス エレクトロニクス(以下、ルネサス)は2024年4月11日、パワー半導体の生産能力増強に向けて、2014年10月に閉鎖した甲府工場(山梨県甲斐市)を再稼働しました。本格量産は2025年1月を予定していて、それにより、ルネサス全体のパワー半導体の生産能力は、現状比で2倍になる見込みです。

 甲府工場の稼働開始に併せて開催した開所式には、来賓として、東京エレクトロン常務執行役員 GlobalSales本部 副本部長の神永文彦氏や、加藤電器製作所 社長の加藤修央氏、山梨県 副知事の長田公氏など、49組織/112人が参列しました。

 ルネサス 社長兼CEOの柴田英利氏は、主催者あいさつで「甲府工場の立ち上げには、2022年10月の再稼働決定から本日(2024年4月11日)までで、延べ120社/8万人が関わっています。迅速かつ柔軟に対応していただいた関係各所には心より感謝申し上げます」と謝意を述べました。

 今回、筆者が特に注目したのは、就業人員の内訳です。甲府工場の就業人数は約100人で、そのうち約40人が2014年の工場閉鎖以前に働いていた社員(帰還組)だそうです。

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