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14Wの半導体レーザーで害虫を自動駆除、シャープCEATEC 2024(2/2 ページ)

シャープは「CEATEC 2024」で、半導体レーザーを用いた害虫駆除ソリューションや屋外設置に対応した大型電子ペーパーディスプレイ「ePoster」を展示した。

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配線不要、屋外向け大型電子ペーパーディスプレイ

 「ePoster」は、消費電力0Wで表示を保持できる電子ペーパーディスプレイ技術だ。今回展示したのは、E inkの電子ペーパー技術を利用したA0サイズ(841×1189mm)の大型電子ペーパーに、シャープの太陽光発電システムや無線通信システム、LED電灯などを組み合わせ、屋外設置に対応したもの。防水/防じん機能も備えている。表示の書き換えはLPWA(Low Power Wide Area)無線通信で行える。表示書き換え時のみ電力を消費するが、太陽光発電システムを利用するため配線は不要だ。

シャープの電子ペーパーディスプレイ「ePoster」
シャープの電子ペーパーディスプレイ「ePoster」[クリックで拡大]
LPWA(Low Power Wide Area)無線通信で表示を書き換え可能
LPWA(Low Power Wide Area)無線通信で表示を書き換え可能[クリックで拡大]

 利用シーンとしては屋外掲示板やバス停の大判ポスターなどを想定する。書き換えの手軽さや設置場所を選ばないことから、災害時の情報発信への利用も見込める。

 同展示は「CEATEC AWARD 2024」経済産業大臣賞を受賞した。選評によると、複数の自社技術を応用したユニークさや用途の幅広さが評価されたという。

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