NXP、帯域幅80Gbpsのイーサネットスイッチを発表:車載ネットワークを効率よく構成
NXP Semiconductorsは、スイッチコアとネットワークコントローラで構成したイーサネットスイッチ「S32Jファミリー」を発表した。NXP CoreRideプラットフォームとの併用で、スケーラブルな車載ネットワークを効率よく実現できるという。
ソフトウェアデファインドビークル(SDV)への移行を支援
NXP Semiconductorsは2024年10月、スイッチコアとネットワークコントローラーで構成したイーサネットスイッチ「S32Jファミリー」を発表した。NXP CoreRideプラットフォームとの併用で、スケーラブルな車載ネットワークを効率よく実現できるという。S32Jファミリー向け仮想開発キットは2024年末までに提供を始める予定。
S32Jファミリーは、共通スイッチコア「NXP NETC」と、デュアルArm Cortex-R52コアを搭載したネットワークコントローラー「S32」などで構成。帯域幅は80Gビット/秒である。また、TSN(Time-Sensitive Networking)車載規格や最も高い安全性要求レベル「ASIL-D」に準拠するとともに、ハードウェアセキュリティエンジン(HSE)やMACsecポートなども備えている。
NXP CoreRideプラットフォームは、S32やネットワーキング、システム電源管理機能以外にも、Accenture ESR Labs、ArcherMind、BlackBerry QNX、Elektrobit、ETAS、Green Hills Software、Sonatus、Synopsys、TTTech Auto、Vector Informatik、Wind Riverといった車載ソフトウェアプロバイダー、ValeoなどのTier 1サプライヤー、Foxconnなどのインテグレーションサービスプロバイダーが提供するミドルウェア、OS、その他のソフトウェアと連携している。これらを含むソリューションを提案することで、自動車メーカーが取り組む「ソフトウェアデファインドビークル(SDV)」への移行を支援していく。
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