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伝導液冷システムの最重要ユニット「CDU」福田昭のデバイス通信(481) AIサーバの放熱技術(14)(2/2 ページ)

今回は伝導液冷の優位性を支える最も重要なユニット「CDU(Coolant Distribution Unit)」の仕組みと能力を説明する。

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CDUのポンプと電源はN+1冗長とホットスワップが要件

 CDUに求められる要件は例えば以下のようなものになる。水蒸気の凝縮を防ぐ自動制御機構の搭載、二次側の液体(水)温度で最高45℃を許容、ポンプと電源を1台ずつ余分に備える冗長性(N+1冗長)とホットスワップ機能などだ。なおポンプは2分以内、電源は1分以内に交換が完了することがホットスワップ機能の付帯要件である。

 さらに冷却液の圧力と流速、漏れを監視し、制御するとともに、読み取り値を過去の履歴と参照できること。タッチパネルとリモートアクセス機能を搭載していること。システム管理ソフトウェアによって全てを統合してあること。「止めないことを基本要件」とするデータセンターに沿った仕様であることが分かる。

サーバラックに内蔵するCDUの外観(左)とCDUに求められる要件(中央)、サーバ列(Row)ごとに設置するCDUの外観および内部構造(右)
サーバラックに内蔵するCDUの外観(左)とCDUに求められる要件(中央)、サーバ列(Row)ごとに設置するCDUの外観および内部構造(右)。なお一例だが、ラック内蔵CDUの放熱能力は二次側冷却水の温度が32℃の場合に100kW、40℃の場合に60kWになるとする[クリックで拡大] 出所:Supermicroが国際学会Hot Chips 2024のチュートリアルで講義した「Thermal Techniques for Data Center Compute Density」のスライドから

⇒(次回に続く)

⇒「福田昭のデバイス通信」連載バックナンバー一覧

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