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独自構造の「液体金属基板」を世界初展示 サトーセン:「SEMICON Japan 2024」事前情報
サトーセンは、エレクトロニクス製造の国際展示会「SEMICON Japan 2024」で、独自構造の液体金属を使用したストレッチャブル基板を世界初展示する予定だ。
サトーセンは、エレクトロニクス製造の国際展示会「SEMICON Japan 2024」(2024年12月11〜13日、東京ビッグサイト)に出展する。ブースでは独自構造の液体金属を使用したストレッチャブル基板を世界初展示する予定だ。
サトーセンは、液体金属を使用した特許構造によって伸縮を繰り返しても安定して電気が流れる「ストレッチャブル基板」を開発し、2024年7月に販売開始している。従来の伸縮基板では繰り返し伸縮時の抵抗値変化の増大が課題となっていたが、同製品では、液体金属を回路材料として使用することでこの抵抗値変化を大幅に抑制。これによって1万回以上の連続伸縮にも耐えられる高い耐久性を実現しているという。
また、従来の回路基板製造と異なり、水を使わない100%ドライ法で作製することから、回路層/絶縁層形成の数が約60%削減(同社比)され、廃液の発生もゼロになったという。
今回、ブースではこのストレッチャブル基板を世界で初めて展示。また、実際に同基板が採されている製品も展示する予定だという。具体的には、装着しながら生活できる心電センサーや運動時の激しいからだの動きにも対応できる筋電センサー、柔軟なディスプレイ、光るVR(仮想現実)用グローブなどを展示する予定だ。
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