コラム
Rapidusが2nm GAAウエハーの試作品を展示 「特需」に期待の北海道:モノづくり総合版メルマガ 編集後記
2025年4月のパイロットライン稼働に向けて業界内で注目度が高まる中、我が地元も盛り上がっています。
新年あけましておめでとうございます。ことしもEE Times Japan/EDN Japan/MONOistをよろしくお願いいたします。
この年末年始は、9連休という企業も多かったかと思います。私は地元である北海道に帰省していました。新千歳空港に着陸した際、すぐそばでRapidusが建設中の工場「IIM-1」が飛行機の中からも見えました。
半導体業界に通じていない人にとっても「大きな半導体工場ができる」というのは大ニュースで、北海道は盛り上がっています。新聞やテレビでも毎日のように経済効果や人口増への期待が取り上げられ、私の友人や親族には「TSMCは知らないがRapidusは知っている」という人も多いです。北海道新産業創造機構の試算によると2023年度から14年間での北海道への経済波及効果は約19兆円にものぼるそうです。
業界内での注目度の高さも相変わらずで、2024年12月に開催された「SEMICON Japan 2024」のRapidusブースは多くの来場者でごった返していました。
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