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ADIのデバイスを活用 低コストな自動車製造向け評価ソリューション:人とくるまのテクノロジー展 2025(2/2 ページ)
アナログ・デバイセズ(ADI)は「人とくるまのテクノロジー展 2025 YOKOHAMA」に出展し、自動車製造/テスト工程を支援する計測/評価ソリューションを紹介した。
ECUの動的応答特性をリアルタイム評価
「CN0584」はECUテスター用のシグナルジェネレーターだ。高精度データ収集ソリューション「ADAQ23876」やD/Aコンバーター、バッファーアンプや入力保護スイッチを搭載し、ECUの動的応答特性をリアルタイムで評価できる。200ナノ秒の低遅延も特徴だ。
同製品はECUのほか、EV充電システム、モーターコントローラーの機能開発/評価、各種測定機器への利用も想定する。
「こうした低コストで小型の評価用ソリューションを展開している企業は他にもあるが、ADIは自社でデバイスを手掛けているので、個々の特性を生かした最適なソリューションとして提供できることが強みだ」(ADIブース説明員)
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