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自動運転のキーデバイスとなる車載SoC:福田昭のデバイス通信(499) 2024年度版実装技術ロードマップ(19)(1/2 ページ)
電子情報技術産業協会(JEITA)の「2024年度版 実装技術ロードマップ」(PDF形式電子書籍)を紹介するシリーズ。今回は、「2.4.2 自動運転・遠隔操作」の後半パートとなる「2.4.2.2 要素技術」について説明する。
自動運転・遠隔操作を支える要素技術
電子情報技術産業協会(JEITA)が2年ぶりに実装技術ロードマップを更新し、「2024年度版 実装技術ロードマップ」(PDF形式電子書籍)を2024年6月に発行した。すでに6月11日には、ロードマップの完成報告会を東京で開催している(本コラムの第462回で既報)。
本コラムではこのほど、ロードマップの策定を担当したJEITA Jisso技術ロードマップ専門委員会の協力を得て、前回の2022年度版に続いて今回の2024年度版も概要をご紹介できるようになった。この場を借りて同委員会の皆さまに深く感謝したい。
上記の経緯を経て、本コラムの第482回から、2024年度版のロードマップ概要をシリーズで報告している。第494回からは、「2.4.2 自動運転・遠隔操作」の内容紹介を始めた。同項目は「2.4.2.1 開発動向」と「2.4.2.2 要素技術」の2つのパートで構成される。前回までは、最初のパートである「2.4.2.1 開発動向」の概要をご報告した。今回からは「2.4.2.2 要素技術」の概要をご説明していく。
「2.4.2.2 要素技術」は、(1)デジタルコクピットのキーデバイス、(2)各種センサデバイスの特徴と技術動向、(3)ドライバーの状態検知、(4)車室内の置き去り検知、で構成される。
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