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半年でAIデータセンターを構築 デルタ電子のコンテナ式ソリューション柔軟性の高さも特徴

デルタ電子は「CEATEC 2025」(2025年10月14〜17日、幕張メッセ)に出展し、同社が提供するコンテナ型のAIデータセンターなどを紹介した。

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 デルタ電子は「CEATEC 2025」(2025年10月14〜17日、幕張メッセ)に出展し、同社が提供するコンテナ型のAIデータセンターなどを紹介した。

コンテナ型AIデータセンター
コンテナ型AIデータセンター[クリックで拡大]

短納期かつ柔軟性の高さが特徴

 コンテナはデルタ電子製のサーバ用ラックや水冷システム、空冷システム、電源装置などで構成されていて、サイズや仕様はオーダーメイドで決められる。展示品はディスプレイ用ということで、全機能を長さ20フィート(約6m)のコンテナに集約しているが、実際は電源用コンテナ、AIサーバ用コンテナなどを複数連結して構築するという。

サーバ用ラックを水冷システムで冷やすとともに、放熱された空間を空冷システムで冷やす方式
サーバ用ラックを水冷システムで冷やすとともに、放熱された空間を空冷システムで冷やす方式[クリックで拡大]

 データセンターをイチから建設する場合、完成までには2年程の期間を要する。それに対し、コンテナ型AIデータセンターは工場で組み立てたものを現地に持っていく形のため、6〜10カ月程度で納入可能。「迅速なAIサーバ構築が可能で、柔軟性の高さも特徴だ」(デルタ電子担当者)とする。

 2020年ごろから提供が始まっていて、「グローバルでは米国をはじめ、いくつもの国で導入実績がある。日本は建築基準法でコンテナを縦に積み上げられないなどの制限もあるが、現時点(2025年10月時点)で100件以上の引き合いが来ている」(デルタ電子担当者)と語っていた。

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