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Samsungの半導体四半期業績、売上高と利益がともに急回復:福田昭のストレージ通信(296)(2/2 ページ)
Samsung Electronicsの2025年度第3四半期(2025年7月〜9月期)の四半期業績を紹介する。半導体部門の決算の概要をお伝えする。
ファウンドリ事業の生産ライン稼働率が向上
「システムLSI/ファウンドリ」は、「システムLSI」と「ファウンドリ」に分けていた。システムLSI事業はSoC(System on a Chip)のプレミアム品が堅調だったものの、季節要因と在庫調整によって利益は伸びを欠いた。
2025年第4四半期(同年10月〜12月期)の需要は弱いものの、主要顧客にプレミアムSoC品とイメージセンサーを拡販して売上高の成長を目指す。2026年はフラグシップスマートフォン向け「Exynos」プロセッサの競争力を高めるとともに、イメージセンサー技術の差異化によって市場でのプレゼンスを拡大する。
ファウンドリ事業は先端ノードに対する顧客の注文数が過去最高を記録した。また、2nmノードの第1世代GAAトランジスタプロセスが量産を開始した。一時費用の減少と稼働率の向上により、事業収支は引き続き改善された。
2025年第4四半期(同年10月〜12月期)は2nmノード品の量産を立ち上げるとともに、生産ラインの稼働率をさらに高める。2026年は2nmノードの第2世代GAAトランジスタプロセス、性能と消費電力を最適に調整した4nmノードプロセス、HBM4向けベースダイ(ロジックダイ)の量産に注力する。また米国テキサス州テイラー郡の生産拠点で初期生産を始める。
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![システムLSI/ファウンドリ事業の概況[クリックで拡大] 出所:Samsung Electronics(2025年10月30日に公表された連結決算概要のプレスリリースから)](https://image.itmedia.co.jp/ee/articles/2511/18/mm251118_device04.jpg)