ニュース
アンチアイランディング試験を数週間から数時間に短縮、キーサイト:PHILで効率化(2/2 ページ)
キーサイト・テクノロジーは、グリッドタイインバーターに求められるアンチアイランディング試験を大幅に効率化するソリューションを開発。「BATTERY JAPAN 春 第20回」で紹介した。
数週間の試験を数時間に PHILで効率化
キーサイトが開発したアンチアイランディング試験システムは、同試験に用いるAC電源に、RLC負荷のシミュレーターを統合したもの。実機のハードウェアとリアルタイムシミュレーションを組み合わせた評価手法である「HILS(Hardware-In-the-Loop)」の電力版、「PHILS(Power Hardware-In-the-Loop)」だ。従来のように物理的なRLC負荷バンクを調整する必要がなく、シミュレーター上で条件を切り替えられるので、高速かつ高精度の試験が実現し、装置の占有スペースも大幅に削減できる。キーサイトのブース担当者は「占有スペースが、大きめの2部屋ほどから1部屋になるようなイメージだ」と説明する。
キーサイトによると、このソリューションによってアンチアイランディング試験の期間は従来、認証機関で数週間かかっていたところを数時間にまで短縮できたという。
同ソリューションは現在、米国のグリッドに接続するための規格であるIEEE 1547.1-2020/UL 1741 SBに対応し、既に提供を開始している。日本など他の地域では正式な認証には対応していないが、開発時のプリテストに利用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
全固体二次電池の「200℃動作」を実演、日本電気硝子
日本電気硝子は「BATTERY JAPAN 春 第20回」にて、全固体ナトリウム(Na)イオン二次電池を200℃の高温環境下で使用するデモを紹介した。独自のパッケージと封止技術によって高い耐熱性を実現している。
100k〜250GHzを1回で測定 キーサイトの高帯域VNA向けエクステンダー
キーサイト・テクノロジーは「マイクロウェーブ展 2025」に出展し、同社の広帯域ベクトルネットワークアナライザー(VNA)「PNA」「PNA-X」向け周波数エクステンダー「NA5305A」「NA5307A」を展示した。100kHzから最大250GHzまで測定可能で、より高く、広い帯域の測定が求められる先端機器の現場で活躍する。
EMC試験をとことんラクに、1GHz幅で一気に掃引するEMIレシーバー
キーサイト・テクノロジーは「TECHNO-FRONTIER 2025」で、EMIレシーバー「N9048B PXE」の機能を拡張したモデルを展示した。タイムドメインスキャン機能の帯域幅を1GHzまで拡張したことで、30M〜1000MHzまでの測定がわずか1ステップで測定でき、EMI測定時間を従来の3分の1に短縮できる。【訂正あり】
キーサイトがAIデータセンター向け製品群「KAI」の展開を本格化
キーサイト・テクノロジーはAIデータセンター向けソリューション群「KAI(Keysight Artificial Intelligence:カイ)」の新製品を発表した。AIワークロードをエミュレートし、ネットワークの最適化を図れる試験システムや、1.6Tイーサネットに対応できるネットワークテスターなどが含まれる。
6Gで活躍期待 日本高周波のミリ波、テラヘルツ波パワーメーター
日本高周波は「マイクロウェーブ展 2025」(2025年11月26〜28日、パシフィコ横浜)に出展し、開発中のミリ波、テラヘルツ波パワーメーターなどを展示した。産総研の技術を活用した独自の3次元(3D)吸収体で、広帯域かつ正確な検出ができるという。
