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「VLSIシンポ」論文投稿数が1000件超に 採択数は韓国が最多:日本企業の採択数はキオクシアが最多(2/2 ページ)
LSIに関する国際学会「2026 Symposium on VLSI Technology and Circuits(VLSIシンポジウム2026)」の論文投稿数/採択数のトレンドを紹介する。投稿数は1041件と過去最多で、うち237件が採択された。日本からは51本が投稿され、うち27本が採択された。日本は採択率が54%と高かった。
採択数は韓国が最多 日本は採択率の高さが特徴
VLSIシンポジウム2026に投稿された論文数は、前年比15%増で過去最多となる1041件だった。うち237本が採択され、採択率は22.8%(2025年は27.8%)となった。通常の投稿締め切り後に受け付けるLate Newsには13件の投稿があり、うち15%にあたる2件が採択された。
地域別に見ると、投稿数は中国が366件と最多だった。韓国が226件、米国/カナダが169件で続く。日本は51本だった。採択数は韓国が最多で60本だった。米国/カナダが55本、中国が42本で続く。日本は27本で、採択率が54%と高かった。
東京科学大学が6本、キオクシアが4本採択
採択論文を機関別に見ると、デバイス技術に関するTechnology領域では、Samusung Electronics(以下、Samsung)が14本で最多だった。日本では4本採択されたキオクシアが最多だ。キオクシアがVLSIシンポジウム2026で発表する研究成果の一部は、下記の記事で紹介している。
回路設計に関するCircuits領域では、マカオ大学とSamsungが8本採択され、同率1位だった。日本では6本採択された東京科学大学が最多だった。
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