半導体設計/検証でAIどう使う? 「DVCon Japan」開催:日本では5回目を迎える(2/2 ページ)
電子システムおよび集積回路(IC)の設計と検証に焦点を当てた国際カンファレンス「Design and Verification Conference and Exhibition(DVCon/ディーブイコン) Japan」が2026年9月10日に開催される。大きなテーマになるのは「AIの活用」だ。DVCon Japan 2026 General Chairを務める田中玄一氏に、今回のDVCon Japanの内容などを聞いた。
歴史が長いDVCon
DVConの歴史は古く、1980年代の「VHDL User's Group」「International Verilog Conference」にまでさかのぼる。当時はVHDLとVerilogのコミュニティーが“言語戦争”とまで呼ばれるほどの競争を繰り広げていたが、両言語が混在したシミュレーターが登場したことで、上記2つのカンファレンスが「HDL Conference(HDLCon)」として融合。このHDLConが発展してDVConとなった。
DVConは2010年代半ばごろから欧州や中国、日本、インドへと各国/地域に広がった。田中氏は「日本は立ち上がるスピードが遅かった。DVCon Japan開催に向けて準備を進めている時も空白期間があり、その間に特に欧米ではどんどんDVConの規模が大きくなっていった。米国では参加者が1000人を超える規模になり、開催会場を変更するまでになっている」と話す。DVCon Japanの参加者は2025年が約200人だった。今回は250人を目指すという。
特にアジアで開催されるDVConは、インドが2026年9月1〜3日、台湾が9月8日、日本が9月10日と、周りやすい日程になっている。なお、インドは前回までは2日間の開催だったが、あまりの盛り上がりに今回は3日間になっている。
「課題先進国」日本の存在感を高める
田中氏は、日本が“課題先進国”だと考えている。「半導体の分野でも、意外にも新しいことをやりたがるので、真っ先に新しい課題に直面する傾向がある。それ故、(ビジネスの対象としての市場規模が縮小しても)日本の顧客が抱える課題を聞きたがる企業は多い。こうした日本の特徴を生かし、日本ならではのアプリケーションやユースケースに関する論文発表や議論のテーマを増やして、DVCon Japanの存在感を高めていきたい」(田中氏)
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