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「もう寝るから後はよろしく」 半導体検証までAIで自律化:Fuse EDA AI Agentの拡張機能(2/2 ページ)
シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアは2026年9月、都内で記者説明会を開催し、EDA向けAIエージェント基盤「Fuse EDA AI Agent」の拡張機能について説明した。NVIDIAのAI技術と組み合わせたもので、AIエージェントが自ら検証しながら長時間、自律的に設計フローを進められるようになる。
ワークフローは10倍速く、トークンコストは5分の1に
Gupta氏は、NVIDIAの技術を活用して生産性を高めた例も紹介した。「Solido Characterization Suite」を用いてライブラリの特性評価を行ったところ、ワークフローを10倍高速化し、トークンコストを5分の1に削減できたという。
ライブラリの特性評価ツールである「Solido Characterization Suite」とNVIDIAのAI関連技術を組み合わせた場合の、自己検証型AIエージェントの設計フロー。図版上部にプロンプトが記述されている(図版の赤枠部分。枠は編集部が追加)。「私はもう寝るから、質問には答えられない。問題があれば自分で解決するように」とも書かれている[クリックで拡大] 出所:Siemens EDA
人間のエンジニアの役割は
Fuse EDA AI Agentを検証まで拡張したSiemens EDA。Gupta氏は、今後人間のエンジニアはどうあるべきか、何をなすべきかという質問に対し「よりアーキテクチャの設計に時間をかけられるようになるだろう」と話す。「半導体設計者はこれまで、作業時間の40〜60%をイタレーションに費やしてきた。ここをAIに任せることで、半導体の性能や競争力に直結するアーキテクチャの設計に、より注力できるようになる」(同氏)
シーメンスEDAジャパンの代表取締役社長を務める土田由紀夫氏は「EDAツールへのAI導入は、われわれが進んでいると自負している。半導体の設計だけでなく検証にもAIを活用する時代が本格的に到来しつつあるが、特にRTL(Resister Transfer Level)の検証が非常に難しいので、ここの生産性と信頼性をどう向上させていくかが、今後の鍵になるだろう」と語った。
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