直流抵抗を約5割低減 太陽誘電のパワーインダクター:AI PCなどの低消費電力化に貢献
太陽誘電は、巻線メタル系パワーインダクター「MCOIL LSELシリーズ」として、従来品に比べ直流抵抗を約5割低減した2016サイズの「LSELC2016KKTR24M0N」を含む3製品の量産を始めた。NPUを搭載したAI PCの電源回路などに向ける。
NPU搭載AI PCなどの低消費電力化に対応
太陽誘電は2026年10月、巻線メタル系パワーインダクター「MCOIL LSELシリーズ」として、従来品に比べ直流抵抗をほぼ半分に抑えた2016サイズの「LSELC2016KKTR24M0N」を含む3製品について、量産を始めたと発表した。NPUを搭載したAI PCの電源回路などに向ける。
AIの推論処理に特化したNPUを搭載するPCなどの電子機器では、バッテリーの長時間駆動に向け、きめ細かな電力制御が求められている。このため、電源回路に用いられるパワーインダクターにも高い効率が求められているという。
新製品はメタル材料の改良によって、従来製品に比べ直流抵抗とコアロスを低減し、直流損失/交流損失を抑えた。例えば、インダクタンス値が0.24μHの「LSELC2016KKTR24M0N」(外形寸法2.0×1.6×1.0mm)は、直流抵抗が最大0.01Ωで、従来同等品(0.0197Ω)に比べ約5割低減した。
これ以外にも、2016サイズでインダクタンス値が0.33μH、直流抵抗が最大0.013Ωの「LSELC2016KKTR33M0N」と、インダクタンス値が0.47μH直流抵抗が最大0.018Ωの「LSELC2016KKTR47M0N」も用意している。
新製品は、2026年9月から福島太陽誘電(福島県伊達市)で量産を始めた。サンプル価格は1個50円だ。
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