製造マネジメントニュース:
国内清涼飲料の受託製造市場は5700億円に、コロナ禍前の規模に回復
矢野経済研究所は、国内の清涼飲料受託製造市場に関する調査結果を発表した。2024年度の市場規模は5700億円で、2019年度水準まで回復する見込みだ。市場拡大の主な要因は、加工賃単価の上昇と分析している。(2025/5/30)
製造マネジメントニュース:
三菱電機は3年間で1兆円のM&A投資を見込むが、8000億円規模の事業で終息見極め
三菱電機は経営戦略について説明した。構造改革として2025年度中に8000億円規模の事業見極めを行う方針を示した他、今後3年をめどに1兆円をかけて新たなM&Aを進める計画などを明らかにした。(2025/5/29)
製造マネジメントニュース:
牧野フライス、ホワイトナイト候補から買収提案「合意に向け鋭意交渉」
牧野フライス製作所は、ホワイトナイト候補からの提案の状況について発表した。(2025/5/29)
製造マネジメントニュース:
11月19日はいい重機の日、日本建設機械工業会が制定
日本建設機械工業会は設立35周年を記念して「建設機械の日」を日本記念日協会で登録した。「いい重機」の語呂合わせで11月19日が建設機械の日となる。(2025/5/28)
製造マネジメントニュース:
半導体パッケージ基板材料の世界市場予測、2025年は前年比8.7%増
矢野経済研究所は、世界の半導体パッケージ基板材料市場について調査した結果をまとめたレポートを発表した。このレポートによれば、コロナ禍明けの半導体需要の低迷を経て市場は回復し、2025年は前年比8.7%増の4327億5000万円に拡大する見込みだ。(2025/5/23)
製造マネジメントニュース:
レゾナックが減収もコア営業利益は増益 AI半導体向け後工程材が好調
レゾナック・ホールディングスは、2025年度第1四半期(1〜3月)の売上高が前年同期比0.3%減の3211億円で、営業利益は同51%減の139億8200万円となった。営業利益から非経常的な要因により発生した損益を除外したコア営業利益は同55%増の148億円を記録した。(2025/5/22)
製造マネジメントニュース:
パナソニックグループと古河電工、廃家電由来の銅の資源循環でCO2を8%削減
パナソニック オペレーショナルエクセレンスと古河電気工業は、パナソニック製品向けに古河電工が製造する銅合金材の原料の一部を銅地金から廃家電由来のリサイクル銅原料に置き換える循環スキームを確立し2025年6月に開始する。(2025/5/20)
製造マネジメントニュース:
経産省がスタートアップの製品やサービスの調達に向けた共創ガイドラインを策定
経済産業省は、スタートアップの製品やサービスを事業会社が調達、購買することで共創を促進する「共創パートナーシップ 調達・購買ガイドライン」を策定した。初期購買趣意書、モデル契約書も併せて公表している。(2025/5/19)
製造マネジメントニュース:
熟練従業員の暗黙知と測定データを基に製錬設備の予知保全システム構築
住友金属鉱山や日鉄ソリューションズ(NSSOL)、日鉄テックスエンジは、住友金属鉱山の製錬事業における生産性向上を目指して、同社のニッケル工場と播磨事業所の設備を対象に予知保全システムを構築した。(2025/5/19)
製造マネジメントニュース:
日本郵船がバルセロナで自動車物流ターミナル、搬出入作業は自動化
日本郵船はスペインのバルセロナ港湾局からバルセロナ港における27年間の完成車ターミナルの運営権を獲得した。2027年に開業する。西地中海や北アフリカ地域の自動車物流需要を取り込み、国際的な自動車物流ハブ港を目指す。(2025/5/16)
製造マネジメントニュース:
国内ナノ材料市場規模は2050年に6兆8000億円 AIで新材料発見が加速
矢野経済研究所は、8種類のナノメートル領域材料を対象とした、ナノ材料の国内市場規模予測について発表した。2025年は1兆4117億円で、2050年には6兆8000億円へ拡大すると予測する。(2025/5/16)
製造マネジメントニュース:
ソニーグループは過去最高益を達成、2025年度の米国関税の影響は1000億円に抑制
ソニーグループは、2025年3月期(2024年度)の連結業績を発表した。ゲーム事業や半導体事業の好調を受け、過去最高益を達成した。(2025/5/15)
製造マネジメントニュース:
スバルは2025年度業績未定も「まずは営業利益1000億円」、電動化投資は見直し
SUBARU(スバル)が2024年度(2025年3月期)連結業績と2025年度連結業績見通しを発表。米国の関税政策の動向など事業環境が不透明なことから2025年度連結業績見通しは未定としたものの「まずは営業利益1000億円レベルを狙う」(同社 代表取締役社長 CEOの大崎篤氏)とした。(2025/5/15)
製造マネジメントニュース:
投資を抑制してきたシャープのブランド事業、今後は2倍以上の資金を投入
シャープは2024年度の決算を発表した。売上高は前年度比7.0%減の2兆1601億円、営業損益は273億円の黒字、当期純損益は360億円の黒字となった。(2025/5/15)
製造マネジメントニュース:
ブリヂストンやダイキン工業などSX銘柄13社が決定、企業と社会の持続可能性を同期
経済産業省は、東京証券取引所と共同で、SXを通じて企業価値向上を実現する先進的企業として「SX銘柄2025」13社を選定したと発表した。(2025/5/15)
製造マネジメントニュース:
トランプ関税で「業績悪化」と回答した企業は7割以上、特に自動車産業が深刻視
ITRは、米国の相互関税政策による国内企業のIT戦略に与える影響についての調査結果を発表した。業績悪化を懸念する声が多数を占め、特に自動車業界では9割が影響を深刻視する結果となった。(2025/5/14)
製造マネジメントニュース:
ホンダの2025年度業績に6500億円の関税影響、電動化戦略も見直し
ホンダが2024年度連結業績と2025年度連結業績見通しについて説明。北米におけるEV市場の成長鈍化を受けて、カナダにおけるEVの包括的バリューチェーン構築に向けた大型投資を延期することも明らかにした。(2025/5/14)
製造マネジメントニュース:
三菱ケミカルグループのケミカルズ事業が黒字に トランプ関税の影響は軽微
三菱ケミカルグループは、2025年3月期通期の決算で、売上高は前年同期並みの4兆4074億円となるも、営業利益は同25%減の1967億円となった。(2025/5/14)
製造マネジメントニュース:
ウラノス・エコシステムで先導プロジェクト選定、自動車蓄電池CO2排出量連携など
経済産業省は「ウラノス・エコシステム・プロジェクト制度」に基づき「自動車/蓄電池分野のカーボンフットプリントとデューデリジェンスデータ」と「スマートメーター由来の電力データ」に関する2件の先導プロジェクトを選定した。(2025/5/13)
製造マネジメントニュース:
2024年のエレクトロニクスフィルム世界市場 基板/回路分野が前年比15%増
富士キメラ総研は、AI(人工知能)サーバや車載半導体などに使用されているエレクトロニクスフィルムの世界市場に関する調査結果をまとめた「2025年 機能性高分子フィルムの現状と将来展望 エレクトロニクスフィルム編」を発表した。(2025/5/13)
製造マネジメントニュース:
日本製鉄が中山製鋼所と電気炉保有会社設立 スラブを製造
日本製鉄と中山製鋼所は、両社の共同出資による新会社の設立、新会社が新設する電気炉を用いて中山製鋼所が鉄鋼製品を製造し日本製鉄が購入することなどを内容とする業務提携に関する基本合意書を締結した。(2025/5/13)
製造マネジメントニュース:
パナソニックHDは構造改革で国内外1万人削減、関税影響は米国生産で780億円に抑制
パナソニックHDは、2025年3月期(2024年度)の連結業績を発表するとともに、グループ経営改革の進捗状況について説明した。事業撤退や縮小、拠点の統廃合なども含め、グローバルで1万人の人員削減を行い、2026年度までに1500億円の構造改革効果を実現する。(2025/5/12)
製造マネジメントニュース:
牧野フライスTOB対抗措置を中止、今後は競合提案最終化など取り組み
牧野フライス製作所は、ニデックによるTOBへの対抗措置として導入した新株予約権の無償割り当てを中止すると発表した。(2025/5/12)
製造マネジメントニュース:
JVCケンウッドと佐賀大学、ダイヤモンド半導体の社会実装に向け共同研究を開始
JVCケンウッドと佐賀大学は、次世代の高周波パワー半導体として期待されるダイヤモンド半導体の社会実装に向け、共同研究を開始する。(2025/5/12)
製造マネジメントニュース:
2025年度も減益予想のトヨタ、先を見通せずとも「軸をぶらさずじたばたしない」
トヨタ自動車は、2024年度(2025年3月期)連結業績に加えて、2025年度の業績見通しと重点取り組みについて説明した。(2025/5/9)
製造マネジメントニュース:
ニデックが牧野フライスへのTOB撤回「経済合理性を欠くことになりかねない」
ニデックは、牧野フライス製作所に対して行っていたTOB(株式公開買い付け)を撤回した。(2025/5/9)
製造マネジメントニュース:
ニデックのTOB対抗措置差止申し立てを東京地裁却下、牧野フ「全面的に勝訴」
ニデックは、TOBへの対抗措置として牧野フライス製作所が行う新株予約権の無償割り当てを差し止める仮処分命令の申し立てが、東京地方裁判所に却下されたことを発表した。牧野フライスも「全面的に勝訴した」とする文書を発表した。(2025/5/8)
製造マネジメントニュース:
ゼロボード、400項目の排出係数パッケージ標準搭載のGHG排出量算定サービス開始
ゼロボードは、産総研グループのAIST Solutionsと提携し、世界最大級のLCAデータベース「AIST-IDEA」から約400項目を厳選した排出係数パッケージを搭載したGHG算定ツール「Zeroboard」の提供を開始した。(2025/5/8)
製造マネジメントニュース:
富士フイルムとタタ・エレクトロニクス、インドでの半導体材料製造で提携
富士フイルムは、タタ・エレクトロニクスとインドでの半導体材料の生産体制およびサプライチェーンの構築について提携する基本合意書を締結した。(2025/5/8)
製造マネジメントニュース:
東芝デジタルソリューションズ、タイの製造業向けにIoT基盤「ifLink」を展開
東芝デジタルソリューションズは、同社が手掛けるIoTプラットフォームサービス「ifLinkプラットフォーム」を、タイの製造業向けに提供すると発表した。3年間で100ライセンスの販売を目指す。(2025/5/8)
製造マネジメントニュース:
影響が読めないトランプ関税、デンソーは「誠実に圧縮」して価格転嫁
デンソーは2024年度の決算を発表した。(2025/5/2)
製造マネジメントニュース:
2024年の半導体材料世界市場は前年比3.8%増 先進材料の需要が増加
SEMIは、最新の半導体材料市場レポート(MMDS)において、2024年の半導体材料世界市場が、前年比3.8%増の675億ドル(約9兆6652億5750万円)だったことを発表した。(2025/5/2)
製造マネジメントニュース:
牧野フライス決算は売上高/受注過去最高、対ニデックTOBは長期戦も覚悟
牧野フライス製作所は、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)の決算内容についてオンラインで説明会を開いた。(2025/5/1)
製造マネジメントニュース:
国内の工場DX市場、2030年度までに2兆1800億円に成長
矢野経済研究所は、国内の工場デジタル化市場規模の予測について発表した。2023年度は1兆7670億円で、2030年度までに2兆1800億円へ拡大すると予測している。(2025/5/1)
製造マネジメントニュース:
アクセンチュアとシーメンス、ソフトウェア定義型製品開発推進の専任組織を設立
AccentureとSiemensは共同で、製造業界におけるソフトウェア定義型製品の開発や工場の整備を推進するための専任グループ「Accenture Siemensビジネスグループ」を設立した。同グループを通じて、製造業でのバリューチェーンの自動化などを支援する。(2025/5/1)
製造マネジメントニュース:
日立は新中計で2027年度の利益率15%も視野、長期ではLumada事業比率を8割に
日立製作所は、2024年度連結業績と2025〜2027年度の中期経営計画「Inspire 2027」について説明。新中計となる「Inspire 2027」の財務KPIでは、売上高の年平均成長率は2024中計と同等の7〜9%を維持しつつ、Adjusted EBITA率で13〜15%を目指す。(2025/4/30)
製造マネジメントニュース:
三菱電機の2024年度業績は過去最高、トランプ関税は最大700億円強の損失見込む
三菱電機の2025年3月期連結決算は、売上高、営業利益、当期純利益など主要項目で過去最高を更新する好結果となった。(2025/4/30)
製造マネジメントニュース:
2029年の特殊エンプラ世界市場は2023年対比20.8%の拡大
富士経済は、特殊エンプラの世界市場を調査し、その結果を「2025年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略 下巻」として発表した。2029年の同市場は2023年対比20.8%増の242億6900万ドルを見込む。(2025/4/30)
製造マネジメントニュース:
本社移転で部門間連携を加速、ユーザー向けの施設も手厚く進化
医療機器を販売する日本ストライカーは移転した新本社をメディア向けに公開した。(2025/4/28)
製造マネジメントニュース:
ニデック聖域なき構造改革へ、過去最高並ぶ決算も不採算/非中核事業見直し
ニデックは東京都内およびオンラインで記者会見を開き、2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)連結決算の概要と、2027年度までの新たな中期経営計画「Conversion 2027」を発表した。(2025/4/25)
製造マネジメントニュース:
アイリスオーヤマ、トランプ関税による中国生産リスクで米国内生産体制を強化
アイリスグループの米国現地法人IRIS USAは、米国政府による相互関税措置の影響で、輸入製品のコスト上昇や供給リスクが顕在化したことを受け、米国内工場の生産体制強化を目的とした設備投資を決定した。(2025/4/22)
製造マネジメントニュース:
中国でTOB法的手続き遅れ、牧野フ指摘にニデック「回答できる立場にない」
ニデックは、牧野フライス製作所から提出された質問状に対する回答を公開した。(2025/4/22)
製造マネジメントニュース:
ランクセス2024年通期業績は減収増益 コスト削減施策が貢献
ランクセスは、東京都内で記者会見を開き、2024年通期業績および2025年の事業活動や業績見通しを説明した。(2025/4/21)
製造マネジメントニュース:
アマダが基板穴あけ加工機メーカー買収、微細化進む半導体領域を強化
アマダは、基板穴あけ加工機メーカーのビアメカニクスを買収する。(2025/4/21)
製造マネジメントニュース:
ミスミ、米国のカスタム部品オンライン調達サービスのFictivを買収し海外展開強化
ミスミグループ本社は米国子会社を通じて、カスタム機械部品のオンライン調達を手掛けるFictivを約501億円で買収する。(2025/4/18)
製造マネジメントニュース:
ニデックがTOB対抗措置差止め申立て、牧野フライス「全く理由のないもの」
ニデックは、同社がTOBを開始した牧野フライス製作所が対抗策として導入した、新株予約権の無償割当てを仮に差止めるための仮処分命令の申し立てを行った。(2025/4/17)
製造マネジメントニュース:
核融合エネルギー実証計画を推進する新会社 プロジェクト全体を統括
京都フュージョニアリングは、プロジェクトリーダーを務めるフュージョンエネルギー発電実証プロジェクト「FAST」において、プロジェクトを推進する新会社「Starlight Engine株式会社」を2025年4月3日に設立した。(2025/4/17)
製造マネジメントニュース:
2022年度の温室効果ガス排出量、日本製鉄やJFEスチールなど製鉄産業が上位に
経済産業省と環境省は、「地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)に基づく、温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度」において、事業者から報告のあった2022年度の温室効果ガス排出量を集計し公開した。日本製鉄やJFEスチール、ENEOSなど製鉄やエネルギー産業が上位を占めた。(2025/4/16)
製造マネジメントニュース:
ミネベアミツミのカンボジア太陽光発電が二国間クレジット制度資金支援事業に採択
ミネベアミツミは、グループ会社のMinebea(Cambodia)とSchneiTecの合弁会社の事業が、環境省の2024年度「二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に採択されたと発表した。(2025/4/16)
製造マネジメントニュース:
デンソーやブリヂストンなどDX銘柄31社が決定、プラチナ企業にはLIXILが選定
経済産業省は、東京証券取引所およびIPAと共同で「DX銘柄2025」31社(DXグランプリ企業2社)、「DX注目企業」19社、「DXプラチナ企業2025-2027」1社を選定した。プラチナ企業にはLIXILが選ばれた。(2025/4/15)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。