医療機器ニュース:
術者自らパネルを操作できる非接触入力パネルが、呼吸器外科で正式採用に
アルプスアルパインの非接触入力パネル「AirInput」が、東京女子医科大学病院呼吸器外科で正式採用された。術者自らがパネルを操作できるため、操作担当スタッフが不要となる。(2025/4/1)
医療機器ニュース:
AIを活用したノイズ低減処理を搭載するマンモグラフィ装置を発売
キヤノンメディカルシステムズは、AIを用いて開発したノイズ低減処理ソフトウェアを搭載するマンモグラフィ装置「Pe・ru・ru DIGITAL」の販売を開始した。従来と比較して最大約50%ノイズを低減する。(2025/3/31)
医療機器ニュース:
細胞医療製品製造プラットフォームを開発、提供する新会社設立へ
アステラス製薬と安川電機は、汎用ヒト型ロボット「まほろ」を活用した、細胞医療製品の製造プラットフォームを開発、提供する新会社設立に関する契約を締結した。(2025/3/25)
医療機器ニュース:
ナノイーの照射でアルコールや加熱に耐性のあるエンドトキシンを不活化
パナソニックは、エンドトキシンに対するナノイー技術の不活化効果を実証した。ナノイーの照射により、アレルギー様症状の悪化要因の1つとされるエンドトキシンへの不活化効果を確認した。(2025/3/24)
医療機器ニュース:
歯周病リスク判定ツールが厚生労働省の事業に選定
パナソニックくらしアプライアンス社が開発中の歯周病リスク判定ツールが、国民皆歯科検診の実現に向けた厚生労働省の「歯周病等スクリーニングツール開発支援事業」に選定された。(2025/3/17)
医療機器ニュース:
AIを活用した新世代の心臓モデルを試験運用、患者のバーチャルツインが作成可能に
Dassault Syst?mesは、AIを活用した新世代の心臓モデル「リビング・ハート・モデル」を評価するベータ試験の実施を発表した。個々や集団の患者に合わせて高度にカスタマイズできる。(2025/3/13)
医療機器ニュース:
繊維など多様な基材に短時間で抗ウイルス薬剤をコーティングする技術
産業技術総合研究所と就実大学は、繊維からシートまで多様な形状の基材に対して、短時間かつ非加熱で抗ウイルス薬剤成分を直接固定するナノコーティング技術を開発した。マスクや医療用装具などに適用できる。(2025/3/10)
医療機器ニュース:
画像認識AIを活用して自然光のみでニキビの原因菌を可視化する技術
ライオンと東京電機大学は、画像認識AIを用いてニキビの原因菌であるアクネ菌を可視化する技術を開発した。自然光の下で、一般的なカメラを用いて撮影した画像を使用して可視化できる。(2025/3/6)
医療機器ニュース:
鉄道車両用の高強度深紫外LED空気殺菌モジュールを開発
情報通信研究機構と旭化成は、発光波長265nm帯の高強度深紫外LEDを搭載した鉄道車両用空気殺菌モジュールを開発した。静岡鉄道で運行中の鉄道車両に搭載し、従来技術と比べて40%以上の省電力化を達成している。(2025/3/3)
医療機器ニュース:
術中教育を効率化、音声言語を文字言語で保存する手術記録システムを導入
信州大学医学部附属病院は、OPExPARKの手術記録システム「OPeDrive」を導入した。手術終了後、すぐに専攻医と振り返りができるようになり、術中教育の効率化や質の向上が期待される。(2025/2/27)
医療機器ニュース:
正しい姿勢での測定をガイドする手首式血圧計を発売
オムロン ヘルスケアは、手首を心臓の高さに合わせた正しい姿勢での測定をサポートする「測定姿勢ガイド」を搭載した「オムロン手首式血圧計HEM-6185-JF」を発売した。(2025/2/20)
医療機器ニュース:
150cm未満の人もサイバニクス治療が可能に
CYBERDYNEの生体信号反応式運動機能改善装置の小型モデル「医療用HAL下肢タイプB」が、日本において医療機器製造販売の承認を取得した。身長100〜150cm程度の患者も、医療用HALによるサイバニクス治療が可能になる。(2025/2/19)
医療機器ニュース:
大阪・関西万博に、音や映像だけでなく触覚や振動を送り合える装置を設置
NTTらは、2025年日本国際博覧会「大阪・関西万博」において、「ふれあう伝話」の設置を決定した。ふれあう伝話は、IOWNを活用して音や映像だけでなく、触覚や振動を送り合える装置だ。(2025/2/13)
医療機器ニュース:
飲み込みやすい錠剤の開発を目指した共同研究を開始
第一三共ヘルスケアと藤田医科大学は、錠剤の服用シミュレーションの共同研究に関する契約を締結した。加齢に伴う嚥下力の低下に着目し、高齢者を含む全ての人が服用しやすい錠剤の開発に取り組む。(2025/2/12)
医療機器ニュース:
高位脛骨骨切り術に対応するプレートシステムと人工骨を発売
日本ストライカーは、変形性膝関節症の治療法の1つ、高位脛骨骨切り術に対応した「PHiTOプレートシステム」「HoKneFill人工骨」を販売する。脛骨近位部を正しい角度に固定するプレートと、強度を補いつつ骨再生を促進する人工骨となる。(2025/2/5)
医療機器ニュース:
肌の色とメラニン量などを評価できる肌解析ソフトウェア
コニカミノルタは、肌解析ソフトウェア「CM-SA2」を発表した。同社の分光測色計と組み合わせることで、肌の色とメラニン、ヘモグロビン量などを測定し、肌の色の指標となるITAも表示できる。(2025/2/4)
医療機器ニュース:
使いやすさを向上した検体前処理モジュールシステムを公開
日立ハイテクは、検体前処理モジュールシステム「LabFLEX 3500II」を公開した。子検体容器供給の自動化、エラー検体のまとめ移動、各モジュールでの簡単な操作など使いやすさを目指した製品となっている。(2025/1/29)
医療機器ニュース:
業界初、実使用空間における次亜塩素酸の除菌効果を検証
パナソニック 空質空調社は、群馬パース大学の生徒が実際に使用している教室や実習室において、次亜塩素酸を用いた浮遊菌と付着菌の除菌効果を検証した。実使用空間における次亜塩素酸の除菌効果検証は業界初となる。(2025/1/28)
医療機器ニュース:
肌年齢や特定成分への反応性を5分で分析する卓上型デバイスを発表
ロレアルグループは、パーソナライズされた肌分析を5分で提供する卓上型デバイス「ロレアル セル バイオプリント」を発表した。頬に貼ったテープを溶液に入れるだけで、肌年齢や特定成分への反応性を分析できる。(2025/1/22)
医療機器ニュース:
花粉レス空間やパーソナライズされた機能的空間などの実証実験を開始
ダイキン工業は、トヨタ自動車が建設を進める実証実験の街「Toyota Woven City」において、心身共に快適で健康的に過ごせる空間を作るための新たな空調システムの開発に向けて実証実験を開始する。(2025/1/21)
医療機器ニュース:
汗による布地の不快なまとわりつきを客観的に評価する試験方法を開発
日本毛織は、発汗時の布地の肌離れ性を客観的に評価する「ニッケ法」を開発した。大阪大学と共同で実施した妥当性検証で、汗による不快なまとわりつきを数値で評価できることを確認した。(2025/1/15)
医療機器ニュース:
ストロボスコピー光源とNBIを統合、外来用イメージングプラットフォーム発売
オリンパスは、ストロボスコピー観察機能とNBI観察機能を統合した、外来用イメージングプラットフォーム「VISERA S」を発売した。高精細な内視鏡画像に加え、白色光観察やNBI観察、ストロボスコピー観察用光源を一体化している。(2025/1/14)
医療機器ニュース:
薬剤ピッキングシステムに新ラインアップを追加
イトーキとメディカルフィールズは、発売を予定している薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」のラインアップにLEDキャビネットタイプ「トレイ位置表示LED棚」を追加する。(2025/1/7)
医療機器ニュース:
生成AIを搭載した医療面接トレーニング用の人型ロボットを開発
関西医科大学とテムザックは、生成AIを搭載した人型ロボット「医療面接ロボット」(Prototype)を開発した。医療現場で必要とされる医療面接の技法やコミュニケーションスキルの向上を目的としている。(2025/1/6)
医療機器ニュース:
長時間計測が可能な小型ホルター心電計の保険適用が決定
CYBERDYNEの「小型ホルター心電計 医療用バイタルセンサ Cyvis M100」が、医療機器認証を取得した。長時間計測が可能なため、24時間計測では検出が難しかった発作性心房細動を早期発見できる可能性が高まる。(2024/12/24)
医療機器ニュース:
日本初リアルタイム3D対応の心腔内エコー用カテーテルを発売
シーメンスヘルスケアは、リアルタイム3D対応の心腔内エコー用カテーテル「AcuNav Lumos 4D ICE」を発売した。これまで観察が困難だった心血管の解剖学的構造を視覚化できる。(2024/12/23)
医療機器ニュース:
AI搭載のコミュニケーションロボット、スペインの病院に正式導入
ホンダ・リサーチ・インスティチュート・ジャパンのAI搭載コミュニケーションロボット「Haru」が、スペインのヴィルヘン・デル・ロシオ大学病院に正式導入される。(2024/12/17)
医療機器ニュース:
10秒で装着、ネック部と熱交換部を一体化したネッククーラーを発売
富士通ゼネラルは、外部温度に対して、最大−20℃の冷却能力を持つネッククーラー「ウェアラブルエアコン」の次世代モデルを発売した。冷却ネック部と水冷式熱交換部を一体化したチューブレス設計で、装着時間を10秒に短縮した。(2024/12/16)
医療機器ニュース:
血圧を測るだけで心房細動の可能性を検出するアルゴリズムを開発
オムロン ヘルスケアは、血圧を測定するだけで心房細動の可能性を検出する血圧計搭載アルゴリズム「Intellisense AFib」を開発した。米国食品薬品局のDeNovo認可を取得している。(2024/12/10)
医療機器ニュース:
高性能かつ環境に配慮した5Mピクセル対応の医用カラーモニターを発売
EIZOは、輝度やコントラスト比が向上した、5Mピクセル対応の21.3型医用画像表示カラーモニター「RadiForce RX570」を発売する。輝度は1200cd/m2、コントラス比は2000:1に向上した。(2024/12/9)
医療機器ニュース:
日本アビオニクスが医用サーモグラフィーに再参入、国内唯一のポータブル型で
日本アビオニクスは、患者の患部の温度分布を瞬時に可視化するポータブル型医用サーモグラフィー「F50ME」を開発した。バッテリーで駆動するポータブル型の医用サーモグラフィーとしては「国内唯一」(同社)とする。(2024/12/6)
医療機器ニュース:
微生物の増殖を連続観察できる高速微生物増殖モニタリングシステムを発売
ジャパンディスプレイとカーブジェンは、微生物が増殖する様子を透過光で連続観察し、高速解析できる高速微生物増殖モニタリングシステム「SOLTIMO」を共同開発した。(2024/12/3)
医療機器ニュース:
APNを用いたクラウド内視鏡システムを構築、リアルタイムでの診断を実証
日本電信電話とオリンパスは、IOWN APNの低遅延性能を生かしたクラウド内視鏡システムを構成し、約150km先のサーバで処理した映像をもとに、内視鏡医がリアルタイムで診断、治療できることを実証した。(2024/12/2)
医療機器ニュース:
医療機器の製造受託体制を強化、ISO13485の認証を取得
サクサのグループ会社ソアーが、医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格「ISO13485」の認証を取得した。これにより、安全で高品質な医療機器を製造する品質管理体制がより強化された。(2024/11/26)
医療機器ニュース:
低消費電力かつ高性能な次世代ウェアラブル機器向けバイオセンサー
STMicroelectronicsは、スマートウォッチやスポーツバンド、スマートリング、スマートグラスなど、ヘルスケアウェアラブル機器に活用できる高集積バイオセンサー「ST1VAFE3BX」を発表した。(2024/11/25)
医療機器ニュース:
ファンデルワールス力により人工嗅覚センサーの堅牢性を向上
東京大学と九州大学は、疎水性分子骨格と親水性固体表面の間に働くファンデルワールス力を利用した、堅牢性とセンシング感度を両立する人工嗅覚センサーの動作原理を実証した。(2024/11/20)
医療機器ニュース:
ヘリウムフリーのMRI装置を発売
シーメンスヘルスケアは、1.5T MRI装置としては初めてヘリウムフリー構造を採用したMRI装置「MAGNETOM Flow」を発売した。電力消費量を最大40%、検査時間は50%削減している。(2024/11/19)
医療機器ニュース:
検出器性能が向上したPET-CTの販売を開始
キヤノンメディカルシステムズは、信号処理の改良により検出器性能が向上したデジタル PET-CT「Cartesion Prime / Luminous Edition」の国内販売を開始した。検出器の信号処理を改良することで、Time-of-Flight時間分解能が263ピコ秒から238ピコ秒に向上した。(2024/11/18)
医療機器ニュース:
バイタル情報を無線でリアルタイム送信できる柔軟なセンサーパッチを開発
北海道大学は、心電図、呼吸、皮膚の温湿度を常時連続計測できる、ばんそうこうのように柔らかい無線型のフレキシブルマルチモーダルセンサーパッチを開発した。(2024/11/13)
医療機器ニュース:
調剤薬局向けの薬剤自動ピッキングシステムを共同開発
イトーキは、メディカルフィールズと共同で、薬剤を自動入出庫できる装置と監査支援システムを一体化した、薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」を開発した。(2024/11/12)
医療機器ニュース:
より高画質を追求した経腟用超音波診断装置を発売
コニカミノルタは、経腟用超音波診断装置「SONOVISTA LX」を発売した。新たな高画質化技術「Dual Sonic Advance」を搭載する。また、別売りの経腹用プローブや乳腺用プローブに対応し、幅広い検査に利用できる。(2024/11/11)
医療機器ニュース:
画像の高精細化や神経強調表示が可能な超音波診断装置2モデルを発売
コニカミノルタは、超音波診断装置「SONIMAGE UX1」と同装置の整形外科用モデル「SONIMAGE UX1 TRiFOR」を発売する。深部画質が向上した新リニアプローブや、神経強調機能を追加している。(2024/11/5)
医療機器ニュース:
心室性頻脈性不整脈の治療に用いる、植込み型除細動器の薬事承認を取得
日本メドトロニックは、心室性頻脈性不整脈の治療に用いる植込み型除細動器「Aurora EV ICD MRI デバイス」「Epsila EV MRI リード」の薬事承認を取得した。(2024/10/31)
医療機器ニュース:
無線LANアクセスポイント3製品と見守りセンサーとの接続検証を実施
アライドテレシスは、積水化学工業が提供する病院、介護施設向け見守りセンサー「ANSIEL」と、アライドテレシスの無線LANアクセスポイント3製品との接続検証を実施し、安定した接続と運用の実用性を確認した。(2024/10/28)
医療機器ニュース:
国内の医療情報システム市場に関する調査、クラウド型電子カルテが増加
矢野経済研究所は、国内の医療情報システム市場の調査結果を発表した。2023年度の医療情報システム市場規模は前年度比3.2%増の2974億円で、2024年度は同1.0%増の3002億円と予測している。(2024/10/24)
医療機器ニュース:
点滴ラインの絡まりを防ぎ簡単に長さを調節できるデバイスを開発
東北大学らは、点滴ラインの絡まりを防ぎ、長さ調整を容易にするデバイス「カラフルラインホルダー」を開発した。YKアクロスが全国販売を開始する予定だ。(2024/10/21)
医療機器ニュース:
遠隔手術支援および手術映像の教育活用の実証実験に成功
丸紅らは、手術記録システム「OPeDrive」と高セキュリティな接続を提供する「MECダイレクト」を活用した遠隔手術支援の実証実験に成功した。医療従事者向け教育プラットフォームの提供を開始する。(2024/10/17)
医療機器ニュース:
天然化合物プベルル酸の腎毒性をヒト細胞実験で確認
日機装と金沢大学は、プベルル酸が腎臓細胞の一種である近位尿細管上皮細胞に対して毒性を持つことを、創薬研究用ヒト腎細胞「3D-RPTEC」を用いて確認した。(2024/10/10)
医療機器ニュース:
靴に装着する振動ナビゲーションデバイスの新モデルを発売
Ashiraseは、靴に装着したデバイスの振動で、視覚障害者の歩行をサポートするナビゲーションデバイスの新モデル「あしらせ2」の販売を開始した。軽量化やデザイン変更のほか、位置と方位推定の精度を高めている。(2024/10/9)
医療機器ニュース:
低侵襲設計の経皮内視鏡的胃ろう造設術用デバイスを発売
オリンパスは、経皮内視鏡的胃ろう造設術用デバイス「イディアルシースPEGキット(イディアルボタンZERO)」を発売した。交換用に販売している低侵襲設計のカテーテル「イディアルボタンZERO」を胃ろう造設時にも留置可能になる。(2024/10/3)
にわかに地球規模のトピックとなった新型コロナウイルス。健康被害も心配だが、全国規模での臨時休校、マスクやトイレットペーパーの品薄など市民の日常生活への影響も大きくなっている。これに対し企業からの支援策の発表も相次いでいるが、特に今回は子供向けのコンテンツの無料提供の動きが顕著なようだ。一方産業面では、観光や小売、飲食業等が特に大きな影響を受けている。通常の企業運営においても面会や通勤の場がリスク視され、サーモグラフィやWeb会議ツールの活用、テレワークの実現などテクノロジーによるリスク回避策への注目が高まっている。