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LTEや40G/100GbEで帯域の危機に立ち向かう、スマートグリッドや太陽電池もEE Times誌が選ぶ2012年の注目技術20(後編)(2/2 ページ)

米EE Timesの編集部が選んだ「2012年に注目すべき20の技術」の後編。40G/100Gビット/秒イーサネット、LTE、ホワイトスペース利用の無線といった各種通信技術や、スマートグリッドや太陽電池などエネルギー技術など、合わせて10の技術に注目する。

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注目技術その17 Android

 この小さな緑のロボット、つまりAndroidにとって、NFCの次に来るキーワードは何だろうか。仮想現実か、ジェスチャ認識インタフェースか。それともHTML5対応だろうか。

注目技術その18 アクティブマトリクス式有機EL

 アクティブマトリクス式有機EL(AMOLED)を採用した小型ディスプレイは、既に登場している。「iPad」やiPhoneに搭載される日はいつになるのだろうか。また、50インチクラスの大型ディスプレイ向けのAMOLEDは登場するのだろうか。あるいは、MEMSベースのディスプレイやピコプロジェクタの勢いに押されてしまうのだろうか。

Samsungの40インチOLEDテレビ
Samsung Electronicsの40インチOLEDテレビ

注目技術その19 スマートグリッド

 世界各国の電力会社がアナログ方式のスタンドアロンシステムからデジタルネットワークへと移行を始めれば、エレクトロニクスや半導体の業界にとって次のメガマーケットになると期待されている。スマートメーターに使われる無線部品から、変圧器や変電所向けの電源、太陽光発電所や風力発電所、これらの発電所に併設されるエネルギー貯蔵システムなど、その潜在的な市場機会は巨大である。

 ただし、実用化にはまだ遠いというのが現状だ。一般に公共料金は規制があるので、何かを変えるとなるとどうしても時間がかかる。京都議定書の条約なども、スマートグリッドの実用化に影響を与えるだろう。さらに、スマートグリッド市場には不透明な点も多い。例えば、冷蔵庫やドライヤーに使われた電力量をモニタリングしたい人が、どれだけ存在するのだろうか。

 先進的な電力会社やCisco Systemsなどのベンダーは既に、スマートグリッドの事業部門を立ち上げて事業計画を整備している。過去2年の間に標準規格の草案も策定された。しかし、ITと電力網を組み合わせ、燃料の無駄遣いを減らせるような電力システムを実現するには、技術的には未熟だと考えられる。

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注目技術その20 3次元IC

 最後は、現在の半導体製造フローを使って3次元ICを製造する技術である。TSV(シリコン貫通ビア)とウエハーボンディングの導入は、製造工程を変えつつあるだけでなく、半導体製造事業に新規に参入するメーカーにチャンスを与えている。いずれにしても、勝者、敗者が決定するのはまだ先のことである。

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