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iPhone 5s メインボードの搭載チップは?:製品解剖(2/2 ページ)
Appleの「iPhone 5s」と「iPhone 5c」の販売台数は、発売3日で計900万台を突破した。最新スマートフォンのメインボードには、サムスン電子製の「A7」とNXPセミコンダクターズ製のコプロセッサ「M7」の他に、どのようなチップが搭載されているのだろうか。
iFixitは、Chipworksの協力を得て、メインボードに搭載されているチップの判別を行った。結果は以下の通りである。
- SK HynixのNAND型フラッシュメモリ「H2JTDG8UD3MBR」128Gビット(16Gバイト):赤枠
- QualcommのRFパワーマネジメントIC「PM8018」:オレンジ枠
- TriQuintの「TQM6M6224」:黄色の枠
- Appleの「338S1216」:緑の枠
- BroadcomのタッチスクリーンコントローラIC「BCM5976」:青枠
- Texas Instrumentsの「37C64G1」:ピンクの枠
- Skyworks Solutionsのパワーアンプ「77810」:黒枠(黄色の枠の左下)
- Skyworks Solutionsのパワーアンプ「77355」:赤枠
- Avago TechnologiesのLTE対応RFIC「A790720」:オレンジの枠
- Avago TechnologiesのLTE対応RFIC「A7900」:黄色の枠
- Appleの「338S120L」:緑の枠
- Appleのプロセッサ A7:赤枠
- QualcommのLTE対応モデム「MDM9615M」:オレンジの枠
- QualcommのLTE/HSPA+/CDMA2K/TDSCDMA/EDGE/GPS対応トランシーバ「WTR1605L」:黄色の枠
- コプロセッサ「M7」:青枠
iFixitは、iPhone 5sの修理のしやすさを10段階中6と評価している(10は、最も修理しやすい)。
【翻訳/編集:EE Times Japan】
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