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2016年3月の国内部品出荷額、前年比6.3%減米国、欧州への出荷額は増加

電子情報技術産業協会(JEITA)は、2016年3月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額が、4カ月連続の前年割れとなる前年比6.3%減の3190億円となったと発表した。

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米国、欧州への出荷額は増加

 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2016年3月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額を発表した。それによると、出荷額は前年比6.3%減の3190億円となっている。

 品目別では、受動部品が前年比8.3%減の1080億円、接続部品が同6.7%減の885億円、変換部品が同12.6%減の625億円、その他電子部品が同6.2%増の598億円である。

電子部品出荷額(億円)
2016年1月
2016年2月
2016年3月
金額
(億円)
前年比(%) 金額
(億円)
前年比(%) 金額
(億円)
前年比(%)
世界計 3109 93 2811 98 3190 93
(日本) 710 90 747 93 822 95
品目別 受動部品 全体 1064 92 933 99 1080 91
コンデンサー 724 93 649 101 748 92
抵抗器 110 91 104 98 116 94
トランス 38 104 33 102 41 104
インダクター 186 86 142 92 169 85
その他 3 79 3 82 3 89
接続部品 全体 779 86 770 93 885 93
スイッチ 385 97 375 103 441 104
コネクター 389 78 390 85 439 84
その他 3 73 4 91 4 103
変換部品 全体 652 88 579 96 625 87
音響部品 163 92 159 94 158 83
センサー 291 87 255 90 282 92
アクチュエーター 196 88 165 109 184 84
その他の
電子部品
全体 613 111 527 106 598 106
電源部品 218 90 224 92 251 92
高周波部品 395 128 302 118 346 119
出典:JEITA

 地域別の出荷額では、中国が前年比12%減の1073億円、アジアが同11%減の620億円となった。それに対して、米州は同5%増の340億円、欧州も同5%増の337億円。国内出荷額は2015年5月から10カ月連続で減少し、同5%減の822億円となっている。

 本統計は、「電子部品企業のグローバル動向調査」をもとに作成された。参加70数社から提出された、連結ベース(グループ間取引調整後)の出荷額データをとりまとめており、地域に関するデータは、原則として該当部品が消費される地域への出荷になる。なお、合計値は単位未満切り捨てのため、一致しない場合がある。

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