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16年2月の国内部品出荷、3カ月連続となる前年割れ国内出荷額は9カ月連続の減少

電子情報技術産業協会(JEITA)は、2016年2月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額を発表した。世界出荷額は前年比1.8%減の2811億円となり、3カ月連続で前年割れとなった。

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 電子情報技術産業協会(JEITA)は、2016年2月の日本メーカーによる電子部品の世界出荷額を発表した。それによると、出荷額は前年比1.8%減の2811億円となっている。2015年12月から3カ月連続の前年割れとなっている。

 品目別では、受動部品が前年比0.7%減の933億円、接続部品が同6.3%減の770億円、変換部品が同3.9%減の579億円、その他電子部品が同6.1%増の527億円である。

電子部品出荷額(億円)
2015年12月
2016年1月
2016年2月
金額
(億円)
前年比(%) 金額
(億円)
前年比(%) 金額
(億円)
前年比(%)
世界計 3166 94 3109 93 2811 98
(日本) 776 94 710 90 747 93
品目別 受動部品 全体 1041 91 1064 92 933 99
コンデンサー 715 92 724 93 649 101
抵抗器 113 95 110 91 104 98
トランス 35 99 38 104 33 102
インダクター 173 84 186 86 142 92
その他 3 90 3 79 3 82
接続部品 全体 837 93 779 86 770 93
スイッチ 383 100 385 97 375 103
コネクター 449 87 389 78 390 85
その他 4 82 3 73 4 91
変換部品 全体 681 92 652 88 579 96
音響部品 195 106 163 92 159 94
センサー 292 87 291 87 255 90
アクチュエーター 193 86 196 88 165 109
その他の
電子部品
全体 605 105 613 111 527 106
電源部品 230 90 218 90 224 92
高周波部品 375 117 395 128 302 118
出典:JEITA

国内出荷額は9カ月連続の減少

 地域別の出荷額では、中国が前年比6%減の832億円、アジアが同2%減の609億円となった。それに対して、欧州は同10%増の313億円、米州も同13%増の310億円。国内出荷額は2015年5月から9カ月連続減少となり、同7%減の747億円となっている。

 本統計は、「電子部品企業のグローバル動向調査」をもとに作成された。参加70数社から提出された、連結ベース(グループ間取引調整後)の出荷額データをとりまとめており、地域に関するデータは、原則として該当部品が消費される地域への出荷になる。なお、合計値は単位未満切り捨てのため、一致しない場合がある。

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