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Qualcomm+NXPは怖くない、車載ルネサスの自負electronica 2016(3/3 ページ)

ルネサス エレクトロニクスは、ドイツ・ミュンヘンで開催中の「electronica 2016」(2016年11月8〜11日)に出展し、車載情報システム向けハイエンドSoCや、ADAS向け開発キットのデモを披露している。車載半導体メーカーのM&Aが続く中、ルネサスの強みは何なのか。

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クルマの新アーキテクチャについての議論も

 自動車業界では、2025〜2030年に向けた新しい「自動車アーキテクチャ」について議論が始まっているという。現在の自動車アーキテクチャは、エンジンやトランスミッション、ステアリングモジュール、シャシーコントロールモジュールなどがあり、これらがCANなどで接続されているというものだ。今後10〜15年の間には、これまでにないまったく新しいアーキテクチャに変わる可能性がある。どんなものになるのかは「誰も分からない」(鈴木氏)。Elsner氏は、「自動車メーカーがどのようなものを作りたいのか、どういった機能を搭載したいのか。そしてわれわれは、どのような車載向け製品を提供できるのか。これらの隙間を埋めていくことが重要だ」と強調した。

ADAS向け開発キット


ADASビュー ソリューションキットには、最大8つのカメラを搭載できるもので、R-Car H3が搭載されている。カメラは1.3MピクセルのHD(高品位)カメラで、サラウンドビューやミラーレスといったアプリケーションを効率的に開発できるという(クリックで拡大)

ドイツの自動車メーカーのスタートアップArtegaが開発した電気自動車のスポーツカー「SCALO」。R-Carをはじめ、RH850、マイコン「RL78」などルネサスの車載向け製品が搭載されている(クリックで拡大)
SCALOの内部。ヘッドユニット(左)には「R-Car E2」が、ハンドルに搭載されているステアリングスイッチ(右)にはRL78が使われている(クリックで拡大)

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