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最大15cmの距離でジェスチャーを認識:国際カーエレクトロニクス技術展(2/2 ページ)
オン・セミコンダクターは、「第9回国際カーエレクトロニクス技術展」で、「快適空間ソリューション」や「駆動系ソリューション」「安全走行ソリューション」を提案するとともに、関連する新技術/新製品を紹介した。
車載用IPM、さまざまなモーターを制御
エンジンを冷却するラジエーター用ファンモーター向け車載用IPM(Intelligent Power Module)「STK984-17X-E」のデモ展示も行った。センサーレスBLDCモーターコントローラーや6個のMOSFETなどをワンパッケージに集積した。使用するモーターの種類や駆動方法の設定などは内蔵したワンタイムPROMに書き込むことができ、外付けマイコンなしで顧客別の仕様に対応することが可能である。
「従来はマイコンやゲートドライバー、IGBT、MOSFETなどを組み合わせてモーター制御を行ってきた。当社のIPMを活用すれば、モーター駆動の主な回路ブロックをワンパッケージにしたことで信頼性がさらに向上し、ダウンサイジングが可能となる。マイコン用ソフトウェアを開発する必要もない」(説明員)と話す。
レーザーヘッドライト用ソリューション
この他、Audiとの協業により開発したレーザーヘッドライト用ソリューションもデモ展示した。デモ機にはハイパワーLEDドライバーIC「NCV78763」を搭載しているという。「Audi R8」に搭載されるレーザーヘッドライトは、標準的なLEDによる通常距離の照射に加え、高速走行時の長距離照射にレーザーを用いる。これらの光源を駆動するのに同社のLEDドライバーが用いられているという。
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