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オシロとロガーのいいとこ取り計測器が手軽に進化電池駆動対応のスコープコーダ(2/2 ページ)

横河メータ&インスツルメンツは2017年6月13日、オシロスコープとデータレコーダー(データロガー)の長所を併せ持つ計測器、スコープコーダ「DL350」を発売した。従来のスコープコーダから機能を絞り、可搬性を高め、フィールドでの試験、測定用途に対応できる計測器となっている。

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絶縁8チャンネル構成でも価格70万円台

 また操作性向上を図るため、直感的な操作が行える8.4型タッチパネル(抵抗膜式)を採用。さらにグラフィカルユーザーインタフェースもオシロスコープ風の操作が行えるモードと、データレコーダーに似た操作モードの2種を用意し、使い慣れたユーザーインタフェースを選択できる。

 オプションのGPS(全地球測位システム)ユニットを取り付ければ、測定データに測定位置、時刻や移動速度などの情報を付加できる。「車載機器開発時の実車走行試験などで、走行位置と各種データの比較などが容易に行える」(同社)

 価格は本体が34万2000円。オプションのバッテリーパック3万5000円、プラグインモジュールは8万円からとなっている。「1Mサンプル/秒の絶縁4チャンネルモジュールを2枚装着し、8チャンネル構成とした場合でも価格は70万円台。価格競争力もある製品に仕上がった」(同社)とする。

産業機器、自動車、電力関連用途に

 横河M&Iでは「競合の計測器と比較して、選択できるモジュールの種類が豊富で、100Mサンプル/秒という高速モジュールも利用できる。記録容量も数倍程度大きく、応用範囲はとても広い製品だと自負している。産業機器や自動車、電力関連機器の実証評価現場や保守現場などでの利用を見込んでいる」とし、国内外で2017年度1500台、2018年度2000台の販売を見込んでいる。

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