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東芝、車載リチウムイオン電池事業で米社と協業SCiBと鉛蓄電池を組み合わせ

東芝インフラシステムズと米国ジョンソンコントロールズパワーソリューションズ(JCI)は、車載システム向けリチウムイオン電池事業で協業することに合意した。米ミシガンのJCI工場で、リチウムイオン電池の製造および、鉛蓄電池と組み合わせた車載向け製品の開発と製造を行う。

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車載向け電池市場の需要拡大に対応、開発の効率改善にも期待

 東芝インフラシステムズと米国ジョンソンコントロールズパワーソリューションズ(JCI)は2018年11月28日、車載システム向けリチウムイオン電池事業で協業することに合意したと発表した。両社は米ミシガン州にあるJCIの工場で、リチウムイオン電池の製造および、鉛蓄電池と組み合わせた車載向け製品の開発と製造を行う。


米ミシガン州にあるJCIリチウム工場の外観

 東芝が開発した「SCiB」は、負極にチタン酸リチウムを採用した二次電池である。高い安全性や長寿命、急速充電、低温性能などに優れている。このため、自動車やバス、鉄道から、エレベーターなどの産業機器まで、幅広く利用されているという。

 一方、JCIは長年培ってきた鉛蓄電池の技術と納入実績をベースに、SCiBと組み合わせた二次電池製品をマイクロハイブリッド車向けに提案、供給する計画である。ある調査によれば、リチウムイオン電池と鉛蓄電池を組み合わせたマイクロハイブリッドシステムが、2025年には全世界で20%の新車に採用されるとの見方がある。

 このため両社は、協業によって顧客に対するタイムリーな製品供給の体制を確立するとともに、製品開発の効率を高めていく考えである。

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