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パナソニック、半導体事業の売却を完了台湾Nuvotonへ

パナソニックは2020年9月1日、台湾Winbond Electronics傘下のNuvoton Technology(以下、Nuvoton)への半導体事業の譲渡を完了したと発表した。

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 パナソニックは2020年9月1日、台湾Winbond Electronics傘下のNuvoton Technology(以下、Nuvoton)への半導体事業の譲渡を完了したと発表した。

 パナソニックは2019年11月28日に、100%子会社のパナソニック セミコンダクターソリューションズ(以下、PSCS:京都府長岡京市)を中心に運営していた半導体事業をNuvotonへ譲渡することを発表。譲渡完了は当初2020年6月1日を予定していたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)拡大の影響によって各国の競争法当局の審査が遅延したことなどから延期になっていたという。同時に発表していた「譲渡前事業再編」については既に完了しており、今回、所要の承認を全て取得し、譲渡を完了したとしている。

 譲渡によるパナソニックの業績への影響については、「既に織り込み済みで、収益見通しへの影響はない」としている。なお、今回の譲渡によりPSCSは「ヌヴォトン テクノロジージャパン」に社名変更した。

 パナソニックは、「当社は本件譲渡後もBtoBビジネスに注力する。インダストリアルソリューション事業では車載、産業分野向け、中でも『車載CASE(Connected、Autonomous、Shared&Services、Electric)』『情報通信インフラ』『工場省人化』を重点領域と定め、顧客の要望を満たす魅力ある製品開発とその提供により、今後もグローバルに事業展開していく」としている。

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