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Intel、SK hynixへのNAND事業売却の第1段階を完了SK hynix、SDD子会社「Solidigm」を発足

IntelとSK hynixは、SK hynixによるIntelのNANDおよびSSD事業買収の第1段階が完了したと発表した。これを受け、SK hynixはIntelに70億米ドルを支払う。

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 IntelとSK hynixは、SK hynixによるIntelのNAND型フラッシュメモリおよびSSD事業買収の第1段階が完了したと発表した。これを受け、SK hynixはIntelに70億米ドルを支払う。

 IntelとSK hynixは2020年10月に、同契約を発表した。この契約の下、SK hynixは、IntelのNANDおよびSSD事業(NANDコンポーネントを含む)とウエハー事業(中国の大連に拠点を置くNAND製造施設を含む)を90億米ドルで買収する。

 また、この契約によって、NANDフラッシュウエハーの製造と設計に関するIP(知的財産)と研究開発チーム、大連工場の従業員もSK hynixに移管される。

 2021年12月30日に成立した第1段階の契約で、IntelのNANDおよびSSDの事業がSK hynixに正式に譲渡された。ただし、IntelはNANDフラッシュウエハーに関連するIPを保持しており、早ければ2025年3月に予定されている最終クロージングまで、大連工場でNANDウエハーの生産を継続する。

 最終クロージング時に、SK hynixはIntelに90億米ドルの契約の残り20億米ドルを支払い、その時点でSK hynixはIntelのNAND事業資産を全て正式に取得することになる。なお、Intelは、「Optane」ブランドで展開している「3D XPoint」メモリ事業は最終クロージング後も継続する。

 SK hynixは、買収したSSD事業を、米国を拠点とする子会社「Solidigm」としてリブランドする計画で、「これは、メモリストレージ業界を革新する新しいソリッドステートのパラダイムを創造する取り組みだ」と主張している。

 Solidigmは米国カリフォルニア州サンノゼに拠点を置き、新しいSSDユニットの販売や製品開発、製造に向けたSK hynixの主要拠点になる。

 観測筋は、IntelのSSD事業の売却は、同社のストレージ技術への進出の終焉を示していると指摘する。Micron Technologyが米国ユタ州リーハイにある工場をTexas Instrumentsに売却する契約を結び、3D XPointの生産を終了した後、Intelは3D XPointメモリ技術の唯一の開発者となっている。

【翻訳:滝本麻貴、編集:EE Times Japan】

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