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クアルコムとアルプスアルパインが車載用で協業デジタルキャビンの実用化目指す

Qualcomm Technologies(クアルコムテクノロジーズ)とアルプスアルパインは、次世代の車室内空間を想定した「デジタルキャビン」の実用化に向け、協業していくことを発表した。

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統合ECUに第三世代Snapdragon Cockpit Platforms搭載

 Qualcomm Technologies(クアルコムテクノロジーズ)とアルプスアルパインは2022年1月、次世代の車室内空間を想定した「デジタルキャビン」の実用化に向け、協業していくことを発表した。

 アルプスアルパインが提唱するデジタルキャビンとは、車室外の映像を映し出し死角を減らす「電子ミラー」や、入出力デバイスを統合した「ドアトリム」「天井ディスプレイ」および、「ゾーンサウンドシステム」といった技術で構成される。これらの技術によって、安全で快適な車室内空間を実現していく。

 具体的には、クアルコムが開発したAI(人工知能)ベースのプラットフォーム「3rd Generation Snapdragon Cockpit Platforms」を、アルプスアルパイン製の統合ECU「HPRA(High-Performance Reference Architecture)」に搭載し、高度なソフトウェア処理を行う。

 HPRAは、次世代自動車に求められる複雑な処理を実行することができる。HMI(Human Machine Interface)やセンサー技術などと融合させることにより、先進的な車載インフォメーション&エンタテインメントおよび、コックピットの機能を実現していく。

 アルプスアルパインは2020年開催のCEATECで、HPRAを活用したデジタルキャビンの概要を公開している。2024年には、デジタルキャビンの個別機能について商用化を目指すという。

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