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ヨコオ、富岡工場の敷地内に新技術棟を建設へ:ものづくりを進化させる研究拠点
ヨコオは、富岡工場(群馬県富岡市)の敷地内に新技術棟「MPセンター(Micro Process R&D Center)」を建設する。同社のものづくりを進化させていくための研究開発拠点となる。
AIや画像解析、ロボットを活用した自動化ラインの設計も
ヨコオは2022年3月、富岡工場(群馬県富岡市)の敷地内に新技術棟「MPセンター(Micro Process R&D Center)」を建設すると発表した。同社のものづくりを進化させていくための研究開発拠点となる。
MPセンターは、3階建ての建屋で延べ床面積は約7000m2。総工費は約30億円で、2022年12月完成の予定。MPセンターでは、部品加工や組み立て、めっき、MEMSなどの研究開発を行う。また、AI(人工知能)や画像解析、ロボットを活用した自動化ラインの設計、IoTを駆使したスマートファクトリーの導入など、ものづくりを進化させていくための研究開発に取り組む。
同時に、多様化、高度化する技術に対応できる人材の育成に取り組み、従業員にとって魅力的で働きやすい職場環境を提供していく計画である。
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