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NEC、LHZ方式の基本ユニットを開発し動作を実証:量子アニーリングマシンの実現へ
NECは、超伝導パラメトロンを用い、多ビット化が容易なLHZ方式の基本ユニットを世界で初めて開発し、アニーリング動作の実証に成功した。量子アニーリングマシンの実現に向けて、開発を加速する。
独自の超伝導パラメトロンと回路結合技術を活用
NECは2022年3月、超伝導パラメトロンを用い、多ビット化が容易なLHZ方式の基本ユニットを世界で初めて開発し、アニーリング動作の実証に成功したと発表した。量子アニーリングマシンの実現に向けて、開発を加速する。
NECは、ゲート型量子コンピュータに用いる超伝導量子ビットを1999年に開発した。この技術を応用し、超伝導パラメトロンを用いた量子アニーリングマシンの研究に取り組んでいる。
今回、独自の超伝導パラメトロンと回路結合技術を活用し、LHZ方式の基本ユニットを開発。規模こそ小さいものの、量子アニーリングにより組合せ最適化問題を解くことに成功した。さらに、タイル状に並べて配置した各基本ユニットと外部の機器を効率的に接続するための3次元構造技術も開発し、超伝導パラメトロンの動作を実証した。
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