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SiTime、高精度のMEMS Super TCXOを発表:データセンターや5Gインフラ向け
SiTimeは、精度が高いMEMS Super TCXO「SiT5503」を発表した。データセンターや5Gインフラ用機器に向けた製品で、OCXO(温度制御型水晶発振器)からの置き換えを狙う。
動作温度範囲内では±5ppbの安定性を実現
SiTimeは2022年11月、精度が高いMEMS Super TCXO*)「SiT5503」を発表した。データセンターや5Gインフラ用機器に向けた製品で、OCXO(温度制御型水晶発振器)からの置き換えを狙う。
*)SiTimeは、超高精度温度補償型発振器を「Super-TCXO」として展開している。
SiT5503は、出力周波数が1M〜60MHzで、動作温度範囲は−40〜95℃となっている。この温度範囲内では±5ppbという高い安定性を実現した。また、温度勾配に対しても±0.3ppb/℃の安定性を達成している。しかも、最終安定度にはわずか2秒で到達するという。
この他、エージング特性は0.5ppb/日、消費電力は2.5Vで110mWである。パッケージの外形寸法は7.0×5.0mmと極めて小さい。SiT5503は既にサンプル出荷中で、量産開始は2023年上半期を予定している。
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