正直、アナログな世界の方が生きやすい人生だった:電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記
半導体業界の発展と共にさまざまな技術が生み出され、便利な世の中になりましたが、筆者は時々アナログな時代が恋しくなります。
この記事は、2023年3月27日発行の「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」に掲載されたEE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。
※この記事は、「電子機器設計/組み込み開発 メールマガジン」をお申し込みになると無料で閲覧できます。
正直、アナログな世界の方が生きやすい人生だった
皆さん、2023年のお正月は何通の年賀状をやりとりされましたでしょうか。筆者は、2013年ごろから年々減り、2023年はついに0通でした。代わりに、LINEやFacebookで「あけおめ」投稿で済ませています。誰にも送らないので当然のことですが、誰からも来ないのも寂しいものですね。
半導体業界の発展と共にさまざまな技術が生み出され、便利な世の中になりました。例えば、携帯電話機/スマートフォンが普及したおかげで、一時は疎遠になってしまった地元の友達とも再度連絡が取れるようになりました。自動車や新幹線、飛行機が発展したことで、本の世界でしか見ることのなかった何百キロも離れた世界を体験できるようになりました。今では、遠隔から手術し、人の命まで救える未来が目の前にあります。
一方で、テクノロジーの発展によって衰退した文化、生まれた溝があると筆者は感じています。前述の年賀状もその一つだと思います。生存確認や近況報告をするだけであれば、インターネットで事足りてしまうため、筆者自身もテクノロジーに頼ってしまうのですが、1通1通何を書こうか悩みながら筆を執っていた時間が懐かしいです。
本稿は、プライベートではアナログ人間の筆者が、昔の方が生きやすかったと思うことをつらつらとぼやく回です笑
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 「英語カタコト筆者」はテクノロジーの力で逃げ切りたい
何事にも前のめりな筆者が、唯一逃げてきた「英語」。テクノロジーが発展し、他言語を学ばなくてもコミュニケーションが取れる時代になることを切に願っています。 - 苦戦する人材確保、EETもインターンを受け入れました
今回は、インターン生が取材/執筆してくれた記事の紹介と、未公開の取材内容をお届けします。 - 小学生「半導体って何?」――どう答えるか
半導体/エレクトロニクスと一言で言ってもさまざまな専門分野がありますので、それぞれのお立場からご意見を伺いたいです。 - 半導体市場予測をコロナ前後で「答え合わせ」
2019年の新型コロナウイルス流行から3年がたった今、いわゆる「コロナ前」に発表された市場予測の“答え合わせ”をしようと思います。今回のテーマは「半導体市場」「車載用ディスプレイ」の2本です。 - 毎年4万人を奪い合い!?――“優秀な人材”について考える
皆さんの考える「優秀な人材」についてご意見や採用基準がありましたら、コメントやSNSで共有していただければと存じます。