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ホンダとGSユアサ、LiBの開発/生産で新会社設立へ需要拡大に備える

ホンダとGSユアサが合弁会社「Honda・GS Yuasa EV Battery R&D」を設立する。リチウムイオン電池(LiB)の研究開発のほか、主要原材料のサプライチェーンと効率的な生産システムの構築を目指す。

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ホンダとGSユアサが合弁会社設立

 ホンダと電池製造のGSユアサは2023年5月11日、新会社「Honda・GS Yuasa EV Battery R&D」(京都市)設立に関する合弁契約を締結したと発表した。電気自動車(EV)搭載用を中心としたリチウムイオン電池の研究開発に加え、主要原材料のサプライチェーンと効率的な生産システム構築を目指す。資本金は20億円。出資比率はホンダが50%、GSユアサが50%で、社長にホンダの山本康一氏、副社長にGSユアサの細川正明氏が就任する。2023年中の設立と事業開始を予定している。

 リチウムイオン電池の市場規模は、グローバルインフォメーションが2022年10月に発表した市場調査結果によると、2022年の445億米ドルから2031年には1351億米ドルまで拡大すると予測されている。こうした需要の拡大を踏まえホンダとGSユアサの両社は2023年1月23日、リチウムイオン電池に関する協業に向けた基本合意を締結し、協議を進めていた。

 新会社の社長に就任予定の山本氏はプレスリリースで「新会社では両社が持つ強みを最大限に生かし、急速に拡大するバッテリー市場で高いプレゼンスを発揮していく」とコメントした。

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