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三菱電機、ノベルクリスタルテクノロジーに出資Ga2O3パワー半導体の開発を加速

三菱電機は、パワー半導体用酸化ガリウム(Ga2O3)ウエハーを開発、製造、販売するノベルクリスタルテクノロジーに出資した。これを機に、三菱電機はGa2O3を用いたパワー半導体の研究開発を加速していく。

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パワー半導体製品のさらなる高耐電圧と低電力損失を実現へ

 三菱電機は2023年7月、パワー半導体用のβ型酸化ガリウム(β-Ga2O3)ウエハーを開発、製造、販売するノベルクリスタルテクノロジーに出資した。これを機に、三菱電機はGa2O3を用いたパワー半導体の研究開発を加速していく。

 三菱電機はこれまで、シリコン(Si)や炭化ケイ素(SiC)を用いたパワー半導体製品を開発、供給してきた。近年は、パワー半導体製品のさらなる高耐電圧と低電力損失を実現できるGa2O3ウエハーの応用が注目されている。

 そこで三菱電機は、自社が保有するパワー半導体の製品設計や製造技術と、ノベルクリスタルテクノロジーが有するGa2O3ウエハーの製造技術を融合させ、脱炭素社会を実現するパワー半導体の研究開発を加速させることにした。

 なお、ノベルクリスタルテクノロジーは2023年7月に総額9.5億円の第三者割当増資を実施していて、今回三菱電機は新規投資家として出資した。

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