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1チップでLCDもLEDバックライトも制御、ローカルディミングを導入しやすくセイコーエプソンが「CEATEC 2023」でデモ(2/2 ページ)

セイコーエプソンは「CEATEC 2023」(2023年10月17〜20日)に出展し、車載ディスプレイ向けローカルディミング技術をはじめ、車載用ICなど展示した。

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強い日光の下でもよく見える、セグメント液晶ドライバーIC

 車載ディスプレイ向けのセグメント液晶ドライバーIC「S1D15106」も展示した。一つ一つのセグメントを個別に駆動するスタティック駆動方式を採用していて、368個のセグメント駆動できる。それにより高いコントラストを実現し、昼間の強い外光下でも視認性を維持できる。

デモの様子。強い光を当てる前のセグメントLCD光を当てている時のLCD 左=デモの様子。強い光を当てる前のセグメントLCD/右=光を当てている時のLCD。かなり強い光を当てていたが、スピードなどが十分に読み取れる[クリックで拡大]

 高コントラストに加え、PWM(パルス幅変調)方式による16階調セグメント表示が可能なので、グラデーションなどデザイン性が高い表現ができることも特長だ。「TFT LCDに比べて安価で、カスタマイズしてもコストを低く抑えられるセグメントLCDは、二輪車などで需要が高い。ディスプレイのコストを抑えつつ、表現力を向上させられるS1D15106の需要も、電動バイクの普及などに伴って増えていくのではないか」(説明担当者)

スピードメーターやゲージも、グラデーションを付けて表現できる
スピードメーターやゲージも、グラデーションを付けて表現できる[クリックで拡大]

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