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OLEDが「快進撃を継続」も、液晶は引き続き大幅赤字 JDI決算:3Q累計の純利益は380億円の赤字(4/4 ページ)
ジャパンディスプレイ(JDI)の2023年度第3四半期(2023年10〜12月)連結決算は、売上高が前年同期比13%減の605億円、営業利益は同44億円増で62億円の赤字、純利益は同35億円減で93億円の赤字となった。
通期予想は据え置き、純利益は440億円の赤字と予想
JDIは、第3四半期が計画対比で順調に推移していることを踏まえ、今回通期業績予想について2023年11月に上方修正した数値を据え置いた。売上高は前年度比8.8%減の2470億円、営業利益は340億円の赤字、純利益は440億円の赤字と10期連続の赤字となることを予想している。同社は、黒字化達成の時期について、事業計画を精査したうえで、2024年5月の本決算の発表時に改めて示すとしている。
なお、JDIは、VR向けの売り上げについては、前述の通り需要の踊り場感が継続していることから2023年11月に予想値を大幅に下方修正したうえで「年末商戦の状況を見て再調整の必要性があるかを改めて示す」としていた。今回、坂口氏は、「年末商戦を終えてみてみると、特段の回復が見られなかった」と説明。前回予想値から変更はしなかった。
また、令和6年能登半島地震で被災した石川工場(石川県川北町)については、1月31日に本格的に生産を再開していて、業績への影響は軽微と見込んでいる。
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