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チップレットベースのデータセンターAI製品に注力、韓国新興通信分野にも積極進出(3/3 ページ)

韓国のAI(人工知能)チップ新興企業Rebellionsは、チップレットベースのデータセンター用AIアクセラレーターの開発と展開に力を入れている。2020年に設立された同社はさまざまな企業と協業しながら、韓国で存在感を高めている。

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SK Telecomからスピンオフした新興企業と合併へ

 Rebellionsは、2016年にSK Telecomの研究開発事業部門からスピンオフした新興企業Sapeonとの合併を進めているところだという。合併後の企業は、引き続きRebellionsのCEO(最高経営責任者)であるSunghun Park氏が指揮を執り、Rebellionsの社名も維持する予定だ。

 Oh氏は、「マンパワーは非常に重要である。特に韓国では、この分野で能力/経験のあるエンジニアを確保することが非常に難しい。Sapeonは当社と同程度の企業規模で、ビジネス面でも優れた実績を持つため、われわれのエンジニアリング/ビジネスチームの規模を2倍に拡大できる」と述べる。両社とも100人強の従業員を抱えているので、合併後の企業の従業員規模は200人を超えることになる。

 今回の合併は、Rebellionsが電気通信業界全体に及ぶSK TelecomのAIイニシアチブの一部になるということを意味する。

 「SK Telecomは、電気通信事業におけるAI活用で世界をリードしており、われわれもその取り組みに参加することができる。国際的な電気通信企業は、AIを自社アプリケーション向けに活用したいと考えており、SK Telecomがそれをけん引している。われわれも、その取り組みの一翼を担うことになるだろう」(Oh氏)

【翻訳:田中留美、編集:EE Times Japan】

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