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新センサーの歩留まり「ほぼ正常な水準」に、ソニー半導体:通期売上高予想を上方修正(3/3 ページ)
ソニーグループのイメージング&センシングソリューション(I&SS)分野の2024年度第3四半期業績は、売上高が前年同期から微減の5009億円、営業利益は同2%減の975億円だった。
グループ全体の通期予想を上方修正
2024年度第3四半期のグループ全体の連結業績をみると、売上高は前年同期比18%増の4兆4096億円、営業利益は同1%増の4693億円、純利益は同3%増の3737億円だった。営業利益は第3四半期実績として過去最高だという。
グループ全体の2024年度通期予想は、G&NSや音楽、I&SS分野の上方修正などを踏まえた結果、売上高を前回予想比4900億円増の13兆2000億円に、営業利益を同250億円増の1兆3350億円に、純利益も同1000億円増の1兆800億円に上方修正した。
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