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タングステンの製造能力1.5倍に、住友電工グループ:159億円を投資し富山に新工場建設
住友電気工業のグループ会社であるアライドマテリアルは、タングステン粉末と炭化タングステン粉末を増産するため、富山に新工場を建設する。2028年度上期に稼働予定で、製造能力は約1.5倍に増える。投資総額は約159億円。
タングステン粉末や炭化タングステン粉末の安定供給体制を確立へ
住友電気工業のグループ会社であるアライドマテリアルは2026年4月、タングステン粉末と炭化タングステン粉末を増産するため、富山に新工場を建設すると発表した。2028年度上期に稼働予定で、製造能力は約1.5倍に増える。投資総額は約159億円。
アライドマテリアルは、超硬工具や半導体の回路配線、電子部品の製造などに用いられるタングステン粉末および、炭化タングステン粉末を生産している。これらの材料は世界的に需要が増加していて、供給不足が懸念されているという。
そこで今回、増産投資を決めた。アライドマテリアル富山製作所(富山市)から約1km離れた場所に約4万m2の用地を確保し新工場を建設する。新工場にはタングステンの還元や炭化工程に必要な設備を導入し、生産能力を増強する計画だ。
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